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科学な本のご紹介:  虫を食べる文化誌

科学に佇む書斎
【2004/10/01】



イモムシSamsung『虫を食べる文化誌』

この先の近未来は、昆虫食がメジャーになってくるという予測もちらほらある中、「伝統的」な虫ご飯について味わってみるのも一興。

科学の本クモの糸を止血に使う事例はローマ時代から数多く、シェークスピアの『真夏の夜の夢』にも「クモの巣さん、私が指をけがしたら遠慮なくお世話になりますよ……」というセリフがある。

科学の本トンボは英名で「ドラゴンフライ」というが、この「ドラゴン」は中国や日本の珠をつかんで天に昇るめでたい龍ではなく、悪魔の化身としての悪龍を指す英名とのことである。

科学の本タイワンタガメはタイでは「メンダー」と称し、タイを中心に食虫トライアングルでは伝統的に好まれてきた食材である。この仲間は世界の他の地域での食用例は少なく、これを「タガメ食文化圏」と称する人もいるくらいである。

科学の本食用タガメは高価なので買う人はひとつひとつ匂いを吟味して実に慎重に選ぶ。食べ方は蒸したり煮たりするほか、刻んでスパイスとしても多用され、タガメを漬けた魚醤も人気がある。

科学の本日本最古のトンボの絵は、弥生時代中期に作られたいわゆる「絵物語銅鐸」にカマキリやクモ(アメンボ)やカエルなどとともに描かれたそれである。これは豊饒を祈って害虫を食べる天敵を描いたらしい。

科学の本一九九七年にアメリカから新種として発表された、微小なチャタテムシの卵に寄生するチャタテムシホソハネコバチ、その雄は翅がなく、最小個体の体長はわずか0.114ミリで、世界最小とあった。この論文には重量の記載はないが、体長から換算すると、おそらく0.002mg以下と思われる。
 50万匹で1g!

科学の本九龍虫(きゅうりゅうちゅう)は、正しくはキュウリュウゴミムシダマシという体長6mmほどの黒色の小甲虫で、かつて日本でブームを巻き起こした民間薬用昆虫である。
 この成虫を数匹生きたまま服用すると活力が全身にみなぎり、時には鼻血まで出るという精力剤で、ぼくの知るかぎり、戦前の1936年前後と、戦後の1950〜55年ころ、および1965年前後の3回にわたって大流行があった。






 


『虫を食べる文化誌』
 梅谷献二
 創森社
 






 →『ミニ特集:虫たちについての本 その1』
 →『ミニ特集:虫たちについての本 その2』
 →『ミニ特集:虫たちについての本 その3』
 →『ミニ特集:虫たちについての本 その4』
 →『ミニ特集:虫たちについての本 アリっ』
 →『ミニ特集:足が6本より多い虫たち』

  



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