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科学な本のご紹介:  危機言語 言語の消滅でわれわれは何を失うのか

科学に佇む書斎
【2013/02/26】



科学の本『危機言語 言語の消滅でわれわれは何を失うのか』

またすばらしい本が現れた。
 言語−文化研究の滋味を思いきり堪能させてくれる、知の艶めきたっぷりの、失われゆく人類文化超レクイエム本。
 ヒトは、獲得したことがないものが失われてもたいして気にしない。そんな性質のヒトが失おうとしている財産のモノスゴサを、味わってみないか。

科学の本自分たちよりも軍事力の劣る他の民族の言語を学び、それを書こうという考えは、キリスト教が出現するまでは現われなかった。

科学の本訳者注より ”アボリジニ社会では、直接の血縁関係がなくても、直系の親族( この場合は親子)と同等の社会的役割が認められた場合には、その人を親族として含めることができる。このような関係を「類別的親族関係」と呼ぶ。”

科学の本映像によってひとつひとつの手話の例を記録し再生し比較することが可能になるまで、速く動く動的なサインの分析は事実上不可能だった。1960年代以降、研究が急速に進行し世界中に120以上の手話が存在することが明らかになった。

科学の本過去が空間的に自分の「前」にあるととらえる日本語は、英語の読者にとっては奇妙なことだし、大きな数字を3桁ごとではなく4桁ごとに数える(万.億.兆など)ことも、英語のブルーとグリーンを「青」という1語(例、青信号)で表すのもふしぎなことである。

科学の本私たちが知りうる文化の数は限られている。だから、他の言語を学ぶことによって、多くの文化を体験するのだ。







『危機言語 言語の消滅でわれわれは何を失うのか』
 ニコラス・エヴァンズ
 京都大学学術出版会
 



この本は2013年に拝読したベスト本としても紹介しています。
 → 『2013年選り抜き10冊 』

 →『ミニ特集:言語資源の貧弱化はすなわち世界全体の貧弱化』
 →『ミニ特集:言語研究をめぐる本 海外』

 



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本にはもっともっとたくさんの情報がならんでるよ!
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