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科学な本のご紹介:  罪を犯した人を排除しないイタリアの挑戦 隔離から地域での自立支援へ

科学に佇む書斎
【2013/01/22】



イタリア 『罪を犯した人を排除しないイタリアの挑戦 隔離から地域での自立支援へ』

年間拝読本ベスト入りのひとつ。
著者は犯罪統計の研究で有名な浜井浩一さん。
異端者を排除しないイタリアの包摂姿勢をグリグリ紹介。

科学の本犯罪者の排除を支持する人は、罪を犯す人を自分たちとは異質な存在と考え切り離す。犯罪の背景には社会的な不備があるとみなす人は、罪を犯すことを自分たちの問題と考える。

科学の本日本では犯罪を個人のモラルの問題と考える。万引きや無銭飲食といった比較的軽微な犯罪であっても、再犯者に対しては、反省が足らない、懲りていないと考え、より重い刑罰を科す。

科学の本最高裁判所は、刑罰の目的は応報にあると考えているのだ。日本の裁判官や検察官が更生に関心を持たないのは、それが職業上求められていないからである。

科学の本日本では、裁判官や検察官または弁護士も判決後の更生にほとんど関心がなく、また、それを目指すことが自分たちの役割だとは考えておらず、判決において被告人の更生がほとんど考慮されない。

科学の本日本では、判決前と判決後で刑罰に対する意識や犯罪者に対する対応が大きく異なっており、システム全体が犯罪者を更生させるようには機能していない。

科学の本イタリアの制度に共通しているのは、社会的に困難に陥った人に必要な支援を届ける、その際に、困難に陥った理由によって差別しないということにある。障がい者も薬物依存症者も受刑者も。

科学の本反省は1人でもできるが、更生は1人ではできない。」心を入れ替えただけで人は更生できない。人が更生するためには周囲からの手助けが必要である。



   ↑
「新受刑者の5人に1人は知的障害が疑われている」wa








『罪を犯した人を排除しないイタリアの挑戦 隔離から地域での自立支援へ』
 浜井浩一
 現代人文社


社会的異端者を排除しないイタリアの包摂姿勢について、詳しく知りたい人は、ぜひ
松嶋健 著→●本『プシコ ナウティカ イタリア精神医療の人類学』
とも読み合わせてみて!

この本は2013年に拝読したベスト本としても紹介しています。
 → 『2013年選り抜き10冊 』


 →『ミニ特集:刑務所と厳罰化の影響を考える本』
 →『ミニ特集:日本の罪と罰についての本』

 
 



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