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科学な本のご紹介:  捕鯨の文化人類学

科学に佇む書斎
【2012/05/27】



科学の本『捕鯨の文化人類学』

日本と世界各地古今の捕鯨文化、そして昨今の社会的状況などなどを持ち寄り報告した、2008年・2010年の国立民族学時物館共同研究「捕鯨文化に関する実践人類学的研究」を総括した熱い一冊。
 総勢19名、捕鯨擁護熱弁からクールなフィールド調査まで、それぞれに多彩。

科学の本丹野大・濱崎俊秀 ”1972年の時点においては、鯨肉は日本の市場に供給されていた動物性タンパク質の23.5%をまだ占めていたが、2003年の時点においては0.05%まで激減した。”

科学の本岩崎まさみ・野本正博 ”アイヌ捕鯨の終わりを決定的にしたのは明治4年の毒を用いた狩猟の禁止令だった。トリカブトの毒の使用を禁じられることにより、アイヌ民族が大型動物を捕獲することは困難になったと考えられる。”

科学の本李善愛 ”19世紀の韓国においてクジラは油の生産のため重要であり、漂着鯨が発見されると地方官吏は百姓たちを動員して解体させ、利益を独占した。クジラが現れると人身が苦しむことからクジラをゴレ(苦来)と言うのである。”

科学の本石川創 ”捕鯨国は検死結果や病理組織学的研究を元に、現行の「クジラの死の判定基準」は致死時間を「過大評価している」と考えているいっぽう、動物愛護団体は「過小評価している」と主張している。”



アメリカでめっちゃ捕鯨産業が盛り上がっていて、捕鯨用の資材や捕鯨基地を確保するために、ペリーが黒船で開国を迫りに来たんだよという話は下記2冊にも。
→●本『クジラとアメリカ アメリカ捕鯨全史』
→●本『小笠原諸島をめぐる世界史』




『捕鯨の文化人類学』
 岸上伸啓 編
 成山堂書店
 


 → ミニ特集:『クジラ・イルカのいろんな本』

 



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