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科学な本のご紹介:  救急精神病棟

科学に佇む書斎
【2003/10/23】



科学の本『救急精神病棟』

これを読むと、少し精神病院にあこがれを感じてしまう。
「ER 緊急救命室」の精神病院版みたいな。
ドキュメントなルポルタージュなんだけど、研修医が現場に臨むというドラマ仕立てで編んであるんだ。

科学の本たいがいの精神病は、睡眠の乱れで始まり、睡眠の復調で快方へと向かう。

科学の本看護士長談 ”親にとって手が掛からない『いい子』っていうのは、『いい子』だから親に頼みたくても頼めなくてそうなっている部分があるわけ。そのことに親はまるで気づいていないんだよね。”

科学の本措置入院で入った患者は、慢性患者となり、病院の「固定資産」に加えられていく。外部の目は病院内にまるで届かず、悪質な人権侵害が繰り返される。この悪循環を断ち切ろうと始まった試みのひとつが、精神科救急なのだ。

科学の本インタビュー:
 ある精神病院を退院したばかりの人が、その病院を恨んでガソリン持って乗り込んだ。そして、床にガソリン撒いてまさに火をつける寸前に取り押さえられて、措置入院が決定してセンターにやって来たわけです。
 でも、精神病の症状じゃないんですよ。『恨んでやった』と言うだけで。『また、やるの?』って訊いたら、『出たら、またやる』と。
 うちの医者たちも、みんな送検すべきだって言うんだけれども、現行の法律でも今度の法案でも、この人を地検に送る方法がないことに変わりはないんですよね。

科学の本さわ病院の「医療憲章」:
 その「ひと」には病む前に誇りある人生があったのであり、それに心から敬意を表し傷つけぬよう心を配ること。

科学の本身体障害者には「かわいそう」、知的障害者には「かわいい」といった声が寄せられることもあるのに、精神障害者と聞くと、条件反射のように「怖い」と身構えてしまうのは、いったいどうしてなのか。

科学の本いまからは想像もつかないけれど、敗戦時の日本の精神病床数は、約四千にすぎなかった。1950年に、私宅監置という名の座敷牢が精神衛生法で禁じられる。









好評につき、文庫版が出ています。
 

『救急精神病棟』
 野村進
 講談社


とても好評なロングセラー。
今では精神科の救急も増えてきて、精神科事情もだいぶ改善された面もあるけれど、現場の思い、困惑、体当たりはいつもかわらず熱く響く。

著者の野村進さんがのちに記したこちらも、スゴ本でオススメ。
●本 『調べる技術・書く技術』 野村進





 →『ミニ特集:心の病について入門する本』
 →『ミニ特集:心の健康をめぐる本 春日武彦編』
 →『ミニ特集:心の健康をめぐる本 パート1』
 →『ミニ特集:心の健康をめぐる本 パート2』
 →『ミニ特集:心の健康と生き方の本』


 



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