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科学な本のご紹介:  ルポ 子どもの無縁社会

科学に佇む書斎
【2012/01/20】



子どもの無縁『ルポ 子どもの無縁社会』

世相が悪化すると(生活上の逆境感が強まると)、確実に家庭内虐待・遺棄事例は増加する。
「こんな子どもはかまっていられない」
「こんな子どもは消えてくれ」
弱いがゆえに放置された存在は、どこにも歯牙を立てられぬまま、力なく潰えていく。

科学の本児童虐待かどうかはっきりしない段階や、虐待通告直後の安全確認の時点では、児童相談所の職員がその家の鍵をこじ開けたり、ドアを蹴破って突入するような法的権限はない。
 それどころか、「住居不可侵」という憲法の規定があり、勝手に家に入れば住居侵入容疑で罪に問われかねないのである。

科学の本こうのとりのゆりかごに預けられた子の9割近くは、乳児院や児童養護施設に入所したり、里親に養育委託されたりする。制度上、実親の承認なしには「親切な人に引き取られ、大切に育てられる」ことはないからだ。

科学の本こうのとりのゆりかご「利用状況とその背景」検証報告書:
 個々人の意識に目を向ければ、ゆりかごの事例の一部には、今なお「世間体を重んずる風潮」や戸籍が汚れるといった「歪んだ身内意識」を垣間見ることができる。

科学の本過疎化が進み、交通の便も悪い田舎の小さな町では、同年齢の子どもの姿などめったに見ない。家と家との距離も遠く、「外で思いきり遊ぶわんぱく集団」どころか、室内でのゲーム遊びが主流なのだ。

科学の本牟田武生 ”不登校の陰に、貧困問題や親の資質の変化があるのです。親が生活するのに手一杯だったり、教育への関心が低い層が確実に増えている。家庭の中に、勉強して何になるんだというあきらめの空気も強くなる。”






 


『ルポ 子どもの無縁社会』
 石川結貴
 中公新書ラクレ


恐怖するしかない深刻な事態が看過されていた。
何をどこまで救えるか、何が、ここまで救えない事態を招いているのか、胸に手を当てて震撼しよう。





 →『ミニ特集:子どもの貧困/小児期の逆境というハンデ』
 →『ミニ特集:社会の格差を憂う本』

 



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