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科学な本のご紹介:  日本の殺人

科学に佇む書斎
【2009/07/17】



血液『日本の殺人』

科学の本マスコミで報道される事件は、滅多にない事件であって、そこから殺人事件や殺人犯を想像すれば、よくある殺人事件や殺人犯から大きくずれてしまう。

科学の本極少数の特異な事件を大量に報道するために、日本社会の全体像が誤って伝わっている。厳しい言い方をすれば、マスコミは、問題点を騒ぐだけになってしまっている。

科学の本殺人犯は9割以上が、すぐに逮捕され投獄されるが、情状酌量されるような事件がむしろ多く、それほど長期刑にはならない。が、出ても元の地域には帰れない。家族ごと「世間」からは永久追放されている。

科学の本普通の人々は、日常世界である世間に生きて、犯罪とは無縁の生活をおくる。無縁とは、犯罪をしないだけでなく、被害者にもならず、犯罪者の更生も手伝わない。つまり「何もしないで安心して暮らす」。

科学の本日本は、死刑制度を存置し、極めて少数に限定しつつ執行してきた。刑事法学者は、最近は死刑の存廃をあまり論じてこなかった。死刑の犯罪抑止効果がないことは明らかであるし、世論の死刑制度支持もまた明らかである。

科学の本アムネスティなどが発する、日本が欧米諸国よりも遅れた国であると前提するかのような発言に、強いエスノセントリズムはないか。犯罪対策において、桁違いに成功している日本や韓国から学ぼうという態度が欠けている。






 


『日本の殺人』
 河合幹雄
 ちくま新書
 


こちらの本と読み合わせオススメ。
    ↓
「マスコミ報道によって世論が厳罰化する現象は先進国に共通して見られる現象でもある。」
 〜 『2円で刑務所、5億で執行猶予』




 →『ミニ特集:犯罪を考える本 日本』
 →『ミニ特集:刑務所と厳罰化の影響を考える本』
 →『ミニ特集:日本の罪と罰についての本』
 →『ミニ特集:死刑についての本 いろいろ列挙』

 



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