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科学な本のご紹介:  オセアニア 暮らしの考古学

科学に佇む書斎
【2002/12/02】



科学の本『オセアニア 暮らしの考古学』 印東道子

日本の人類学研究を率いる印東道子さんのホームフィールドは、太平洋諸島の人類学!

科学の本ポリネシアには、いったん居住されたが再び無人島化した「ミステリーアイランド」もいくつかある。資源や環境条件、外界との交流の有無などが、その島での生活を継続できるかどうかに影響したようである。

科学の本石貨はヤップ島にはない石で作られている。もし、材料がヤップにあったら、どんどん作られてインフレになってしまったことだろうし、貨幣的な価値はもたなかったことだろう。

科学の本オセアニアで活躍する多機能農具は掘り棒である。ほとんど掘り棒一本でイモ類などの栽培植物の手入れをすべてする。土を耕し、植えつけし、収穫もしてしまう。

科学の本掘り棒以外の農具には、ウミガメの甲羅で作った草刈り用手鍬がある。甲羅を放置しておくと、短冊状の薄い板に分解する。その一つをまるごと使い、一端に刃をつけて柄をつけると、手鍬になる。

科学の本工具のなかには、とても小さくてかわいいノミもある。しかし、見かけとはちがい、その用途はかわいいとは言い難い。なんと、入れ墨用なのだ。材料には鳥の骨や貝が使われる。

科学の本まるで遊んでいるかのような釣りもある。大の男が凧揚げをしてダツを釣るのだ。凧を揚げると、凧に縛りつけられた釣り糸が、海面に垂れる。
 釣り糸の先端には、クモの巣を束ねたものやサメの皮が、釣り針の代わりに結びつけられている。
 ダツという魚は、水面上層部を泳ぎながら小魚を食べる習性があるので、クモの巣が小魚に見えるらしいのだ。細かい歯がずらっと並んだ大きな口で、いったんくわえたら最後、クモの巣が細かい歯にからまって口を開けられなくなる。





『オセアニア暮らしの考古学』
 印東道子
 朝日選書 朝日新聞社
 


日本は、かつて南洋諸島と複雑かつ大きな関わりを持っていたのに、このエリアに関する研究書や一般向け紹介の和書って少ないんですよね。
なんでかな、なんでこんなに日本は忘れたんかな。

 →『ミニ特集:オセアニア・ミクロネシア、印東道子先生』

 



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