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科学な本のご紹介:  死と葬送 民俗小事典

科学に佇む書斎
【2006/01/24】



和風墓場『死と葬送 民俗小事典』

切腹、心中、間引き、補陀落渡海、殯(もがり)、泣女、戒名、無縁仏、施餓鬼、水子供養、各種ケガレ論…
日本の「死と葬送」について多面的に網羅!

入門にもいいし、初心者に説明をするときのあんちょこにも使えて便利だよ。

科学の本関沢まゆみ ”枕団子は、死者の枕元から祭壇、葬列、墓地へと、枕飯とともに死者のそばにおかれつづけ、死者の弁当とも呼ばれる。墓に供えられた枕団子は、早くカラスや犬に食べられると死者が成仏するという。”

科学の本斎藤弘美 ”告げ人(つげと):死者が出たとき、村の外に住む親類や山仕事に出ている人などに葬式の知らせにいく役の者。ヒキヤク、シニヅカイ、シラセ、ソウとも呼ぶ。必ず二人で行くべしとする地方がきわめて多い。”

科学の本関沢まゆみ ”耳塞ぎ/ミミフタギ:同年生まれの者が死亡した場合、餅などを耳にあてて凶報を聞かないようにして、死者に引っ張られていくのを防ごうとする呪術。第二次世界大戦前には東北から九州まで広く行われていた。”




科学の本関沢まゆみ ”死者を魔物から守る儀礼は比較的よく残っているのに対して、生者を死霊から守る意味の儀礼が急速に省略化が進行している。死穢忌避の観念と死霊畏怖の観念とが喪失されてきているようだ。”

科学の本住吉宮町遺跡(神戸市東灘区)で検出された住吉東一号墳は希有な事例である。
 住吉東古墳は五世紀後半頃に築造された全長24mの帆立貝式の前方後円墳。円丘部の下部盛土層から、木棺を安置した中央墓墳を取りまくように、四間×三間の掘立柱建物が検出された。殯終了後に建物は撤去され、上部に盛土し、円筒埴輪百六十本を始め、朝顔形埴輪を樹立していた。層位関係からみて、堀立柱建物は喪屋と断定できる。

科学の本藤村久和 ”カソマンテ:
 アイヌ語でカシ(仮小屋を)・オマンテ((あの世に)旅立たせる)の意。
 熟年以上の女性の死者があの世での生活に支障がないように考えて、故人の愛用品をはじめ必要な物資を取りまとめ、仮小屋を建ててそれに納め放火して焼却することをいう。現在では高齢な女性でアイヌ文化の伝承に功労のあった人だけが特別な許可をもらって行なっている。”

科学の本岩本通弥 ”親子心中:子殺しを伴う自殺のこと。心中といっても子に合意のない場合が大半であり、この語が定着するのは1923(大正12)、24年ごろである。そこには子殺しを隠蔽し、これを合理化する社会意識が潜む。”

 → ミニ特集『子殺しの研究』






『死と葬送 民俗小事典』
 新谷尚紀/関沢まゆみ 編
 吉川弘文館


 → ミニ特集『 日本人の死の民俗学 』いろいろ
 → ミニ特集:民俗学を読む本
 →『ミニ特集:切腹』


 



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