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科学な本のご紹介:  死と病と看護の社会史

科学に佇む書斎
【2000/04/25】



病院Samsung『死と病と看護の社会史』

いつから医者は患者を選り好みできなくされたのか。
いつから医者は死後を管轄外にし、医者にあるまじき行いをしてはならないとされたのか。

古今の多様な死生観を今一度、温故知新してから、自分の死を迎えよう。

科学の本昭和8年頃の調査によれば、医療を受けられる階層は35%、非受療階層は65%であり、病気のときに医師を呼ぶのは経済力の証ともいえた。多くの人たちは買薬や祈祷・護符の類でお茶を濁していたのである。

科学の本平安中・末期から鎌倉期にかけて、臨終正念を必死に願った往生願望者の間には病気になっては臨終正念が得がたいとして、健康なときにこそ臨終行儀を行なうべきだと考え、自殺の道をとる者がいた。

科学の本「死屍糞泥地獄」…『往生要集』が描くところのこの地獄は、現実の村の生活の中に、すなわち現世に存在していたのである。現実世界に取材した地獄のイメージは、それだけ人々に強烈な印象を残した。


 リンク「往生要集 訓読 巻上」

科学の本『往生要集』が描く臨終行儀においては、臨終を迎える者は極楽世界を頭の中に思い描くことに集中していなければならない。そのことを手助けするのが看護人の一番大事な仕事である。

科学の本現行法では、患者は医師を選ぶ自由があるが、医師には患者を選ぶ自由は認められていない。また患者の死を違法に発生させてはならないし、回復の期待が見込まれるときには治療行為を続けねばならない義務がある。

科学の本柏木哲夫氏によれば、回復可能な病気の治療はパターン化されているが、末期患者のそれはパターン化が困難であり、ケアは患者の個性を重んじた、個別化されたものとならなければならない。





『死と病と看護の社会史』
 新村拓
 法政大学出版局
 



 → ミニ特集『 日本人の死の民俗学 』いろいろ

 →『ミニ特集:医療人類学 その1』
 →『ミニ特集:医療人類学 その2』
 →『ミニ特集:医療人類学 波平恵美子さんの本』


 




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