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科学な本のご紹介:  経済日本史の新書『江戸の不動産』

科学に佇む書斎



江戸の不動産 📖 
人ではなく、経済・資産の動きに焦点を当てた江戸〜明治時代という、妙に合理的な切り口で楽しめる。

科学の本江戸の土地のなかで、もっとも広大な面積を占めていたのは「武家地」である。じつに江戸の七割を占めており、江戸城に近い武家地には有力大名の巨大な屋敷が立ちならんでいた。

科学の本丸の内一帯には松平越前守(福井藩松平家)、酒井雅楽頭(姫路藩酒井家)などの親藩や譜代大名が屋敷を構え、「大名小路」と呼ばれていた。いま官庁街となっている霞が関にも大名屋敷は集中しており、その家なみは観光名所になっていた。

科学の本江戸では、春先は南西からの、冬には北西からの強い風が吹き荒れた。特に冬は空気が乾燥するため、出火すると手が付けられなくなる。実際、江戸の町にとって火事は日常茶飯事で、冬場になると毎日どこかで火事が起きていた。

科学の本町人地に与えられた土地から得られた、わずかな地代を生計の足しとした幕臣もいれば、江戸市中で買い漁った町人地の経営を通じて蓄財をはかった幕臣もいたのである。

科学の本【明暦の大火】火の手は江戸城の建物にも及び、本丸と天守が焼け落ちた。二の丸、三の丸もほとんど焼失し、西の丸だけが焼け残るという惨状だった。鎮火したのは出火から3日目のことである。江戸の6割が焼失した。焼死者も10万人を越えたとされる。
 明暦3年旧暦1月18日から20日(1657年3月2日〜4日)

科学の本【明治維新】東京の地価は暴落し、無料同然でも買い手が付かないほどだった。このままでは没収した武家屋敷が荒廃してしまうとして、政府では三井家などの豪商に押し付けて管理に当たらせた。そうした土地が三井不動産の母体となるのである。

科学の本政府と払い下げの契約を取り結んだのは明治二十三年(1890)三月のこと。丸の内の軍用地跡のほか、神田三崎町の陸軍練兵場跡、合わせて約十万坪である。当時の丸の内は広大な原っぱで、三菱が払い下げをうけたので、「三菱ヶ原」と呼ばれるようになった。





『江戸の不動産』
 安藤優一郎
 文春新書
 文藝春秋
 


お江戸の市街化調整区域(火除け地)をめぐる策謀、広大な大名屋敷の土地が「国からの貸し出し」だったために廃藩置県で「東京」が荒野と化した明治維新、そして福沢諭吉は土地ブローカー…。
 …なんか、竹島とかで見せる日本の作法がデジャブるのは気のせいかな。

 中にはさらっと「屋敷に侵入して首をくくる」事例も登場して、うん、合理的な経済ってこんなもん。(遠い目)
 人情抜きでヒトの合理的反応の流れを見てくと、ちょっと荒(すさ)むわー。



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江戸の不動産 (文春新書)



→『ミニ特集:江戸時代から日本を見る本 その1』
→『ミニ特集:江戸時代から日本を見る本 その2』
→『ミニ特集:江戸時代から日本を見る本 その3』
→『ミニ特集:お江戸の文化』
→『ミニ特集:お江戸の風俗』
→『ミニ特集:江戸時代の怪異』
→『ミニ特集:江戸期の罪と罰』
→『ミニ特集:切腹』




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【2019/04/20】
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