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科学な本のご紹介:  充実新書『犬たちの明治維新 ポチの誕生』

科学に佇む書斎



犬たちの明治維新 📖 
よくまあこれだけイヌ話を網羅したとびっくりするほどの日本DOG近代史語り。
新聞記者経験者さんならではの情報整理手腕が光る逸品だよ。

科学の本幕末、日本に来た外国人は刀傷のある犬をあちこちで見かけた。犬の刀傷は、欧米でもインド、東南アジア、中国でも見られない日本独特の異様な現象だった。

科学の本横浜開港以前は海外から来た中大型犬を「唐犬 とうけん」と呼び、将軍や大名、旗本が飼っていたが、「カメ」という言葉が普及するにつれ「唐犬」という言葉は消えてしまった。

科学の本明治6年2月、人の死や葬礼、六畜による穢れ・物忌みの制が廃止された。明治天皇は千年も続いた犬の死穢、産穢、咋い入れの束縛から解放された最初の天皇だった。

科学の本吉宗の時代、犬と一緒に狂犬病も日本に持ち込まれた。享保17年(1732年)、長崎に上陸した狂犬病は九州、中国、近畿と広がっていった。福岡では狂犬を「はしか犬」と呼んだ。

科学の本「犬も歩けば棒に当たる」という諺(ことわざ)は、最近は「犬も出歩けば偶然いいことがある」という意味で使う人が増えているが、本来は「犬も出歩けば棒で殴られる。無駄なことはしないで、じっとしている方がいい」という意味だ。
 犬が棒で殴られない時代になると、諺の意味までわからなくなる。

科学の本犬の史料だけでなく、猫の史料も探してきたが、猫の方はすぐに化けたり、祟(たた)ったりして、暮らしぶりがわかるいい史料が少ない。

科学の本明治の「畜犬規則」により、飼主の住所、氏名を書いた名札をつけていない犬は、すべて野犬として撲殺(ぼくさつ)されることになった。




犬たちの明治維新 ポチの誕生



好評につき、文庫版が出ています。

『犬たちの明治維新 ポチの誕生』
 仁科邦男
 草思社文庫
 草思社
 


さまざまなイヌが勝手に人間の聖地巡礼をしてしまうという不可思議な実話を紐解いた前著の
→●本『犬の伊勢参り』
から、さらに精度と幅を広げて、開国前後の日本的「当時のイヌ事情」あれこれを教えてくれる。
後半では西郷さんの話に紙数が割いてあるし、はしばしで「盛り込まれなかった情報がまだまだ山のようにありそう!溢れてそう!」と思わせられる。

先代の歴史について、どうにも学びが薄く、簡単に歴史健忘症に陥ってしまう日本の人々には、このような掘り起こしが、たいへんありがたいものとなる。


→『ミニ特集:新聞記者経験者はもしかしてスゴイ』
→『ミニ特集:新聞記者経験者はもしかしてスゴイ その2』
→『ミニ特集:犬 わんこの本 その1』
→『ミニ特集:犬 わんこの本 その2』
→『ミニ特集:犬 わんこの本 その3』
 



【2014/08/20】
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