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科学な本のご紹介:  文献資料本『沖縄 民衆史の遺産 第14巻』

科学に佇む書斎



民衆史の遺産-第14巻-沖縄 📖 
沖縄の民俗と、近代を含む歴史を語る古今の文献資料を集めた保存版。

科学の本原知章 ”歴史は書かれるだけでなく、読まれ、議論され、想起され、忘却され、生きられる。そして、このような歴史をめぐる人びとの営みが交錯するなかで、新たな歴史認識や歴史的現実が生み出される。”

科学の本渡邊欣雄 ”八月は神事と混交した仏事、ヨーカビーがある。七日からヨーカビーに入り、八日から儀礼がある。
 ヨーカビーの期間中はヒーダマ・イニンビ・インネンビ・タマイなどと称する妖火が、縁起の悪い所といわれる墓地・旧集落跡・森などに出るといわれ、村落の者たちは妖火の見える背後の丘に妖火見物に出かけ小屋を作って見物をする。”

科学の本谷川健一 ”御嶽の拝所をつかさどるものがすべて女であることは、沖縄の有史以来の鉄則であり、例外はない。女は沖縄で幼少のときから霊威(せじ)の高いものとみなされて大切にそだてられた。男は御嶽のイビと呼ばれる石の奥には一歩も入ることがゆるされなかった。”

科学の本塩月亮子 ”明治・大正期、ユタは沖縄の近代化、日本への同化政策を妨げる者として捉えられ、弾圧されたが、昭和になるとそれは戦争に向けて政府がおこなう宗教統制や世論統一、情報操作を邪魔する者として、内務省の特高警察により以前にもまして厳しく処分されるようになった。”

科学の本小田亮 ”ホブズボウムらによる「伝統の創出」というレトリックが表しているのは、新しいものを古くから続いているように見せかけて捏造した者と、それを知らずに昔からの伝統として受容している者と、そのことを暴き出す者との三者からなる三角関係なのであろう。”

科学の本小田亮 ”新しく創り出された偽造品が、どうして直ちに伝統として受け入れられるのか。捏造された伝統が受け入れられるには、人々が本物の伝統を知らないということが前提となろう。”

科学の本小田亮 ”村や地域の伝統を創出したり捏造することは不可能だが、ネーションという「想像の共同体」の伝統であれば、それまで誰も見たことも聞いたこともないものであっても、伝統として通用しうるというわけである。”




『民衆史の遺産 第14巻 沖縄』
 谷川健一 編
 大和書房
 


民衆史の遺産シリーズの刊行が続く中、編者の谷川健一さんは静かに故人となられました。

→『ミニ特集:渦巻く沖縄 その1』
→『ミニ特集:渦巻く沖縄 その2』
→『ミニ特集:創られた伝統・企画演出され伝統扱いされるナニカ その1』
→『ミニ特集:創られた伝統・企画演出され伝統扱いされるナニカ その2』
→『ミニ特集:創られた伝統・企画演出され伝統扱いされるナニカ その3』
 



【2019/03/21】
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