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科学な本のご紹介:  文献資料集『アイヌ 民衆史の遺産 第13巻』

科学に佇む書斎



民衆史の遺産アイヌ 📖 
とても分厚い資料編纂本。
古今の「これはぜひ」と思われる文献資料から集められた論考集。

科学の本宇田川洋 ”ある程度の権力組織が育ちつつあったのが「北海道式古墳」が造られた地域であり、「奥羽と同様の族長体制に基づく政治社会を指向していったのではないだろうか」と考えられるほど別格の存在である。”

科学の本宇田川洋 ”祭り用の道具や日常生活具が対象になるが、破損したり、不必要になった場合に神聖な場所でその霊魂を天に送りかえす。ふつうイワクテとよんでおり、「祝福して送る」という意味であるとされる。”


科学の本榎森進 ”「89年調査」で、2700人と推定されている在京アイヌの主要な上京理由は、「経済上の理由」と「差別」にあったが、上京しても、安定した生活をすることができないばかりか、依然としてアイヌ差別に苦しまなければならないという状態に遭遇しているのである。”

科学の本植木哲也 ”墓地はコタン(集落)ごとにつくられ、先祖の霊は家単位の墓参りでなく、コタン単位の供養祭によって祀られてきました。特定の個人が祭祀を承継するという考え方は、アイヌの慣習にはないと思われます。”

科学の本知里真志保 ”くしゃみは大人にとっても危険信号である。何か食べようとするやさきにくしゃみが出ると、「その椀の中に魔がひそんでいるから食べるな」という神の警告であると考えて、直ちに箸をおく。”

科学の本安田千夏 ”アイヌの女性が年老いて連れ合いに先立たれてしまうと、小さな家を建てて一人暮らしをすることが多かった。近くに住む身内が世話をしたが、身の回りのことはほとんど最後まで自分でした。”

科学の本秋野茂樹 ”寒さの厳しい冬になると、シカの肉やサケを生のまま凍らせたものを食べた。ルイペ(ル=溶ける、イ=食べる、ペ=もの)と呼ばれる食べ物である。ちなみに、ルイペは、冷蔵技術が発達した現在、一年を通して北海道内の飲食店で味わうことができる。”






『民衆史の遺産 第13巻 アイヌ』
 谷川健一 責任編集
 大和書房
 


半分以上は考古学、近代史、先住民法の問題で編まれています。

収録内容:
榎森進 解説『民衆史の遺産アイヌ』を編むに当たって
宇田川洋 アイヌ文化成立史
榎森進 アイヌ民族の歴史
植木哲也 アイヌ民族の遺骨を欲しがる研究者
榎森進 これでいいのか? 政府主導の新アイヌ民族政策
市川守弘 アイヌ人骨返還を巡るアイヌ先住権について
知里幸恵 アイヌ神謡集
知里真志保 ユーカラの人々とその生活 北海道の先史時代人の生活に関する文化的考察
知里真志保 アイヌ文学
違星北斗 北斗帖
バチェラー八重子 若きウタリに
安田千夏 アイヌの一生
児玉マリ アイヌの衣服
秋野茂樹 アイヌの食事
内田祐― アイヌの伝統家屋チセ
内田祐― アイヌの狩猟
荻原邑子 世界のなかで見るアイヌ文化
関根達人 アイヌ文化を特徴づけるモノ


→『ミニ特集:民衆史の遺産と民俗学』
→『ミニ特集:アイヌの過去を繙く本 その1』
→『ミニ特集:アイヌの過去を繙く本 その2』
→『ミニ特集:アイヌの過去を繙く本 その3』
 



【2018/07/08】
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