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科学な本のご紹介:  潜水調査船が観た深海生物 深海生物研究の現在

科学に佇む書斎
【2008/10/04】



深海森Pixabay『潜水調査船が観た深海生物 深海生物研究の現在』

深海からの素晴らしい写真集。
研究調査で得られた生写真なので、「どんな生物だかわからない」リアル通りすがりのエイリアンの姿も数多く収載されていて、「地球外生物とのコンタクトもマジこんな感じなんだろうな!」と未知との遭遇に心が踊ります。

科学の本これまで日本周辺で確認されている鯨骨生物群集(深海のクジラの死体にたかる生物群)は4箇所ある。最初に発見された鳥島海山のものを除いて、鯨遺骸はいずれも人為的に海底に沈設されたものである。

科学の本野間岬沖には、2002年に大量座礁したマッコウクジラが12頭も同時に同一海域に沈設されており、世界にも例がない貴重な生物群集を形成している。



リンク有人潜水調査船「しんかい6500」が発見したブラジル沖深海の鯨骨生物群集


科学の本テレビなど一般向けの記事には奇異な生物ばかりが取り上げられ、「深海生物とはこういう不思議な生物ばかり」という誤解も与えているのではないだろうかと危惧される。

科学の本巻貝のスケーリーフットは金属の鱗を持ち、特定のチムニーでしか確認されていない。硫化物の硫黄は共生細菌が関与し、鉄は熱水中に含まれるものに由来する。

科学の本藤倉克則 ”日本の排他的経済水域の体積は世界第4位を占める。水深1000mごとに区切った層別の面積を見てみると、日本周辺には各層ともバランス良く存在することがわかる。”

科学の本鹿児島県野間岬沖に投入されたマッコウクジラ死骸の表面に集団で赤い鰓を出すホネクイハナムシ。クジラの頭骨はピンク色の絨毯で被われたように見える。


※ 相模湾で撮影されたホネクイハナムシ類
 リンク ホネクイハナムシの仲間 〜深海いきもの図鑑 NHK
※ ホネクイハナムシの不思議な生態
 リンク骨の上でしか生きられない?鯨の骨に住む、不思議な生物
 ┗ JAMSTECの藤原義弘さんはオリンパスのデジタル一眼レフで撮影してるんだって!

→●本『動く!深海生物図鑑』






好評につき、第二版が出ています。


『潜水調査船が観た深海生物 深海生物研究の現在』
 藤倉克則, 丸山正, 奥谷喬司 編
 東海大学出版会


でかくてごつくて高価な本。
読者対象はもろ研究者で、エンタテイメント性は蚊帳の外。
でも、これでもかと満載されている未知の世界の生物たち、そのリアルカラー写真が楽しすぎます!





 → ミニ特集:深海を科学する本

 



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