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科学な本のご紹介:  樹の中の虫の不思議な生活 穿孔性昆虫研究への招待

科学に佇む書斎
【2007/02/03】



科学の本『樹の中の虫の不思議な生活 穿孔性昆虫研究への招待』

科学の本梶村恒 ”キクイムシの中には、半倍数性を持つ一群がある。つまり、未受精卵は雄に、受精卵は雌になる。この性決定様式は、甲虫ではきわめて珍しい。”

科学の本柴田叡弌 ”生きているスギ樹幹内では、外樹皮から内樹皮に穿入する過程で約99%のスギカミキリ幼虫が樹脂によって死亡する。”(つまりほとんどは杉のヤニで溺れ死ぬ!超特攻隊!)

科学の本小林正秀 ”カシノナガキクイムシが近年になって大繁殖している要因として、燃料革命以降の薪炭林の放置による樹木の大径木化が指摘されている。太い木ほど繁殖率が高まるのだ。”

科学の本梶村恒 ”キクイムシは共生菌(アンブロシア)の胞子を貯蔵・運搬するための器官を備えている。この器官はマイカンギア(mycangia, 単数形 mycangium)とよばれている。”

科学の本柴田叡弌 ”動植物の遺体から栄養を摂取するものは腐生昆虫(scavenger)とよばれる。シロアリやクワガタムシも腐生昆虫に含まれる。”

科学の本荒谷邦雄 ”多くのクロツヤムシは、チビクワガタのように親が幼虫の餌として木屑を作るだけでなく、未消化の糞や吐き戻しなどの「特別な餌」を口移しで幼虫に与えるなど、高度な育児行動をとる。”


 



『樹の中の虫の不思議な生活 穿孔性昆虫研究への招待』
 柴田叡弌, 富樫一巳 編
 東海大学出版会


一般読者向けっぽい装丁だけど、中身は専門の研究者によるコアな知見が連発される。
難しい専門的な記述が多め、根性入れて読んでね。




 →『ミニ特集:虫たちについての本 その1』
 →『ミニ特集:虫たちについての本 その2』
 →『ミニ特集:虫たちについての本 その3』
 →『ミニ特集:虫たちについての本 その4』
 →『ミニ特集:虫たちについての本 アリっ』
 →『ミニ特集:足が6本より多い虫たち』
   



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