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科学な本のご紹介:  文化大転換の解読書『発見!不思議の国のアリス 鉄とガラスのヴィクトリア時代』

科学に佇む書斎



不思議の国のアリス 📖 
進化学で頻用される「赤の女王」は、そもそもが当時の進化学(ダーウィニズム)に呼応して創作された進化キャラクターだった!
ヴィクトリア時代について、強烈にお勉強ができるスグレモノ!

科学の本批評家のヴォルフガング・シヴェルブシュは、鉄道がもたらした現象の一つに従来の「時間と空間の抹殺」を挙げています。ここでいう抹殺されたものとは、人々にとっての伝統的な空間と時間の連続性です。

科学の本都市部に移住した多くの労働者にとっては、時間がpassするもの(進むもの、過ぎ去るもの)からspendするもの(使うもの、費やすもの)へと変化していきました。

科学の本イギリスでは1832年から1866年までの間に4回にもわたって疫病のコレラが大流行し、当時はその患者に対してアヘンや水銀が処方されたので、アヘン中毒になる者が続出しました。

科学の本当時の帽子屋は帽子の製造過程で水銀を使うため、しばしば水銀中毒といった狂気のイメージと結びつけられていたのです。





『発見!不思議の国のアリス 鉄とガラスのヴィクトリア時代』
 寺嶋さなえ
 彩流社
 


『不思議の国のアリス』の物語は、元を辿れば、今で言うならば『進撃の巨人』であったのだ!

社会環境が激変しはじめると、共有されている既存の「物語」では対応しきれないドギツイ心象風景がそこここにアノマリーとして山積していく。
やがて、めざとい者が、それらアノマリーを「寓話」として世に問い、新しい世の中を語りあえる心象風景として人々が歓迎し、群がる。

『進撃の巨人』は、既存の社会心象風景を脅かすネット世界を寓話化し、読み手は「それとは自覚しないまま」、直面する心象風景に合致するものだとして歓迎した。
19世紀イギリスで著された『不思議の国のアリス』も、『進撃の巨人』と同様に、既存の社会心象風景を瓦解させる社会変化(産業革命!)で立ち現れる数々の異変を、心象風景としてもろにドカドカぶち込みまくった結果の世界観(従前の文脈にはなじまない違和感の集大成)だったのだ。

当時の社会状況と組み合わせて読み解けば、ルービックキューブのようなメカニカルな創り込みが見えてくる。



→『ミニ特集:欧州の昔を読む本』
 



【2017/07/22】
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