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科学な本のご紹介:  プロ向け『虚偽検出 嘘を見抜く心理学の最前線』

科学に佇む書斎



虚偽検出 📖 
その後のP300事情も含め、ウソ発見研究とその方法について広く総括した、かなりガチ研究者向けの読みづらくも分厚い一冊。
頑張って読み解けば、ポリグラフは実証性に乏しいのに不相応に多用されてきたんだぞ、とか興味深い知見がさまざまに拾い出せる。

科学の本ある虚偽手がかりについての研究が増えれば増えるほど、その虚偽手がかりの強さの累積推定値が低減する。
 これは、一般的な現象であるかもしれない。いわゆる「低減効果」とは、科学的知見の強さが時間を経るに従って減少していく傾向のことである。

科学の本虚偽判断は、情報の送り手の実際の真実性よりも、その見た目の誠実性によって強く影響されうる。

科学の本嘘をついている人と真実を話している人が時間的順序を逆にして供述したとき、虚偽の手がかりは目立つようになり、嘘を見抜く人の判断の正確性が高まる。

科学の本アラブ人とアメリカ人の会話の比較によれば、アラブ人のほうがアメリカ人よりも、互いに向かい合う傾向にあり、より近くに座り,より触れ合い、より多く視線を交わし、より大きな声で会話を交わし合うことが明らかにされている。
 こういった違いは、アメリカ人に対し、アラブ人の会話の仕方はより対立的であるとの誤解を導きうるのである。

科学の本日本人学生はアメリカ人学生と比較して、笑顔を社会的適切性を示すために多く用い、真の嬉しさや喜びの感情を示すためにはあまり用いない。

科学の本ベドウィンの一部族であるアウラード・アリ一族が罪悪感を覚えるのは、恥を感じるような状況、すなわちそれは、特に個人の自立性が脅かされるような状況においてのみであった。
 そのため、嘘をつくという体験は、アウラード・アリ一族にとっては、他の文化とはかなり異なるものである可能性がある。

科学の本瞳孔拡大は、認知的負荷の増大に関する信頼できる生理学的指標であり、そのため、真実と嘘の間の区別を行う補助になりうるであろう。

科学の本日本ではポリグラフ検査が、有罪立証の補助を目指して用いられる傾向があるのに対し(そのため罪を犯した者を取り逃がすリスクは多少高くても無実の者を有罪にするリスクの少ない隠匿情報検査を用いる)、アメリカでは、被疑者を絞り込むために用いる(そのため無実の者も引っかかる可能性はあっても、罪を犯した者を取り逃がすリスクの少ない対照質問法を用いる)といった文化差が存在する。





『虚偽検出 嘘を見抜く心理学の最前線』
 P.A.ギヨンゴビ,A.ヴレイ,B.フェルシュクーレ 編著
 北大路書房
 


2018年06月 Nature Police use a computer to expose false testimony
虚偽証言検出用のコンピュータープログラムをめぐる懸念
 スペイン警察が利用する極めて有能なウソ発見システムから、アルゴリズムやAIが下す「判断」を重要な場面に用いることについて疑義が



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 →『ミニ特集:意識や記憶の本 その3』
 



【2017/05/01】
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