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科学な本のご紹介:  オオクニヌシ 出雲に封じられた神

科学に佇む書斎
【2017/09/12】

オオクニヌシ 出雲に封じられた神: 古代出雲の葬られた神


オオクニヌシ出雲に封じられた神 
日本の古代世界を推理する楽しさ面白さ、そして沼的深さがたっぷり堪能できる。

科学の本神社はその多くが南を向いている。
 神社の向きについての統計データは特にないが、神社関係者の経験則に基づいた共通認識として「南向きが九割以上」とされている。
 ところが、出雲地方の主要な神社には他の地域とは異なる特徴があった。それは、主要な神社が「東向き」であるということだ。

科学の本実は、江戸時代初期の1664(寛文四)年まで、出雲大社(杵築大社)の祭神はスサノヲであったのだ。
 もともとは(創建当初からかどうかは不明)平安時代前期まではオオクニヌシであったのだが、その後のおおよそ800年間は祭神はスサノヲだったというのが歴史的な事実なのである。
 そしてふたたびオオクニヌシとなって、現代まで350年ほどになる。

科学の本神社神前への参拝作法の標準が、二拝二拍手一拝(二礼二拍手一礼、再拝) となったのは戦後のことである。神社本庁が「神社祭式行事作法」を定め、所属の神社に遵守させたことによる。

科学の本ヤマト人すなわち弥生人の身体的特徴は胴長短足である。これに比べて、出雲族すなわち縄文人は、手足の長い種族であった。さながら蜘蛛のように。

科学の本出雲大社へお詣りしたことのある人は、参道が下り坂になっていることに気付いた人も少なくないと思う。これを「下り参道」、そしてその行き着く先に祀られる神社を「下り宮」と通称する。

科学の本怨霊神を祀る神社の参道は鉤型に曲がっていることが多い。理由は、怨霊神は真っ直ぐにしか進めないと信じられていて、つまり出られなくするためである。

「多い」ということは「すべてではない」ということなので



科学の本出雲大社の巨大な注連縄(しめなわ)は、そのうちに鎮座する神の「偉大さ」を示しているわけではない。祀る者たちの恐怖心畏怖心の大きさを表しているのだ。

科学の本怨霊神や祟り神は生き残った人がつくるのだ。



オオクニヌシ 出雲に封じられた神: 古代出雲の葬られた神


『オオクニヌシ 出雲に封じられた神』
 戸矢学
 河出書房新社
 


昭和の時代はこの手の熱気を帯びた古代推理研究書はさまざまな人が出していたんだけれど、カード系のフィクション類の氾濫によって「正統」や「本来」の規範が瓦解した以降のイマドキは、めっきり少なくなってしまって寂しいぞ。

同じ著者さんの本:
→●本『諏訪の神 封印された縄文の血祭り』
→●本『ヒルコ 棄てられた謎の神』
→●本『富士山、2200年の秘密 なぜ日本最大の霊山は古事記に無視されたのか』


 →『ミニ特集:神道と日本の人々 その1』
 →『ミニ特集:神道と日本の人々 その2』

 →『ミニ特集:民俗信仰をめぐる本 その1』
 →『ミニ特集:民俗信仰をめぐる本 その2』
 →『ミニ特集:民俗信仰をめぐる本 その3』
 



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