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科学な本のご紹介:  老人の取扱説明書

科学に佇む書斎
【2017/10/17】


老人の取扱説明書 
いまや国民のマジョリティになりつつある「高齢者層」。
高齢者さまの取扱い方を把握せずには世の中まともに渡れない、そんな勢いの日本なんだぜっ。

科学の本声の衰えは、男性のほうが起こりやすいです。年齢の上昇にともない声帯の萎縮が、男性は61%、女性は26%起こるといわれています。つまり、男性の方が女性の2倍以上声が出しにくくなるということです。

科学の本遠近感は年齢とともに衰えます。近く・遠くの判断がしにくくなるのです。そのため階段を踏みはずしやすくなります。

科学の本母音「あいうえお」は聞き取りやすいです。子音は声が小さくなりやすく、聞き取りにくいです。子音の中でも「さ行(さしすせそ)」と「た行(たちつてと)」はだいぶ聞き取りにくくなります。





科学の本高齢者は、暗い所を見るのが苦手です。20代ですと瞳孔の面積は15.9mm程度ですが、70代になると6.12mmと半分以下になります。そのため、2倍明るくないと見えないともいわれています。階段は暗くて影が多い場所ですから、高齢者は階段で転びやすくなります。

科学の本高齢者の耳は高音域が聞きにくいにもかかわらず、リクルーメント現象といって、一定の音量を超えたとたんに急にうるさく感じてしまうのです。












『老人の取扱説明書』
 平松類
 SBクリエイティブ
 


著者は●本『緑内障の最新治療』という本も出している眼科の先生。
診察室で日々高齢者と接する中での経験と、集めた論文類の情報から教えてくださる…からか、もっぱら五感や運動機能面についての話がならぶ。

「高齢者の脳」の特徴については触れていないわけで、まあ、地雷になりやすいので下手に触れずにスルーするほうが安全なことはわかるんだけど、各種認知症の特徴についてもあまり触っていない「健全な高齢者」メインなわけで、微妙に物足りない。

とはいえ、「高齢者とは」という基本的な部分についてきちんと学んだことがない、という人には、それこそ「この基本を把握しないまま、雰囲気で対応してたらこの先絶対まずいですぜ!」的な良い情報がたくさん並んでいます。
なにより書名のセンスがいいこともあって、ベストセラーなのだ。

…などと思っていたら、姉妹編で『認知症の取扱説明書』が出たよ。認知症がらみの問題についてはこちら!なわけだ。 ↓




印字が大きく読みやすい大活字版も出ました ↓



電子書籍版もあります ↓



 →『ミニ特集:高齢期を知る』
 →『ミニ特集:高齢者は自分自身の未来 その1』
 →『ミニ特集:高齢者は自分自身の未来 その2』
 →『ミニ特集:高齢者犯罪とダニング=クルーガー効果』
 



このページ 『老人の取扱説明書』 は以上です。
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