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科学な本のご紹介:  マンボウのひみつ

科学に佇む書斎
【2017/09/18】



マンボウのひみつ 
世界で初めて世界最大の硬骨魚の存在を知らしめた日本一のマンボウおじさんここにあり!
ウシマンボウの存在を明らかにするまでに至る研究つながりや明暗悲喜こもごもの研究生活語りがイイ感じっ。

科学の本マンボウは背鰭と臀鰭(しりびれ)を動かす筋肉が発達していて、その二つの鰭(ひれ)を同期させて左右に動かすことで推進力を得ています(正確には左右に振るだけではなく、鰭の面を微妙にななめに傾けている)。これが尾鰭なしでもマンボウが泳げる理由です。

科学の本マンボウ科はフグ目のなかでもさらに特異的で、たとえば、舵鰭はマンボウ科にしかない特徴です。マンボウ類は魚図鑑の最後のページに載ることが多いのですが、これは原始的な魚から派生的(進化的)な魚の順に並べられているためです。

科学の本一部の魚はまぶたのような器官をもつことが知られています。魚の[まぶた]は、陸上動物のまぶたとは種類が違うものです。ドチザメなどは「瞬膜 しゅんまく」、ボラなどは「脂瞼 しけん」と呼ばれるもので眼を覆い、保護することができます。

科学の本原則として、魚は「左向き」に写真を撮ったり、絵を描いたりすることが、魚類研究者の間で暗黙のルールになっています。

科学の本「集団」は遺伝学的な呼び方、「個体群」は生態学的な呼び方で、どちらも同じく「ある生物の集まり」を意味します。

科学の本私の調査では、バン・バンバラバン(愛媛喋三瓶町)、クイサメ・クンシャメ(富山県氷見市)、クロマンボウ(沖縄県那覇市泊)、ヤスリマンボウ(三重県尾鷲市九鬼町)、ギンマンボウ(三陸地方)というマンボウの地方名もあることがわかりました。

科学の本「寄生虫を振り払うためにジャンプする→ジャンプ後に着水した衝撃で死にいたる」はデマです。私は1300個以上のマンボウ類の資料を見てきましたが、このような記述は見たことがありません。私もマンボウがジャンプする瞬間を見たことがあるのですが、着水しても死にませんでした。












『マンボウのひみつ』
 澤井悦郎
 岩波ジュニア新書
 岩波書店
 


後半にはマンボウをめぐるネットロア(ネット上にあるマンボウについてのデマ拡散追跡・TwitterやWikipedia上のデマ込み)の調査結果があられもなくて面白いのだ。

著者の研究が世界に認められた瞬間
2017年12月 LiveScience This 5,000-Pound Behemoth Is the World's Heaviest Bony Fish

著者さん ↓




 →『ミニ特集:魚を科学する本 その1』
 →『ミニ特集:魚を科学する本 その2』
 →『ミニ特集:魚を科学する本 その3』
 



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