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科学な本のご紹介:  虫のすみか 生きざまは巣にあらわれる

科学に佇む書斎
【2016/07/16】



虫のすみか『虫のすみか 生きざまは巣にあらわれる』

●本『裏山の奇人』で世の読者を震撼させた昆虫写真王子が、今度は大人っぽさたっぷりな渋めの本を出したぞ。
全ページカラー仕様で、著者オハコの昆虫写真群もとても見栄え良く堪能できるのだ。

科学の本カニムシのメスの腹部には、カンガルーの袋のような部分がついており、ここへ十数個ほどの卵を産み落として抱卵します。
 それぞれの卵の粒は、人間でいう「ヘその緒」のような細い管で母体とつながっており、これを介して栄簑が卵に補給されます。

科学の本セミの親戚筋であるアワフキムシも、成虫はセミと同じように音で仲間と交信するといわれています。植物に止まった状態で微細な振動を起こし、近隣の仲間に自分の存在を知らせるのです。

科学の本セミに近い仲間で、稲の害虫として知られるウンカやヨコバイの仲間も、微細な音や振動で仲間とコンタクトをとっているようですが、何せ小さな虫なので、人間は特殊な機械を使わなければその音を聞くことはできません。

科学の本北海道の石狩浜では、複数のエゾアカヤマアリの巣が長さ10km以上にわたって結合して連なり、スーパーコロニーと呼ばれて、世界中のアリ学者から注目されています。
 かつてエゾアカヤマアリの多かった場所が、軒並み平地性のクロヤマアリに置き換わってしまいました。近年の夏の異常な高温など、気候の変化が原因と思われますが、詳しい理由はわかっていません。
 エゾアカヤマアリとツノアカヤマアリは、現在は環境省のレッドデータブックに載せられるに至っています。








『虫のすみか 生きざまは巣にあらわれる』
 小松貴
 BERET SCIENCE
 ベレ出版
 


「虫のすみか」を軸にしているけれど、話はすみかに限ることなく昆虫界自然界を縦横無尽に飛び回る。
アリジゴク、ハンミョウ、マダラマルハヒロズコガ、ルリモンハナバチ、ヤマアリ、タイワンシロアリ、クヌギカメムシ、シロアリモドキ、ヌルデシロアブラムシ、タテジマカミキリ、コロギス、オトシブミ、イチジクコバチ、メクラチビゴミムシ、フジツボベッコウバエ、カニムシ…

ソシャゲのように一瞬の夢に消えたりすることはない、永遠に生物誌に残るキラ星のような自然界のびっくりどっきりスターたちが、ヒトが見ていようがいまいが、そこらじゅうで蠢いているんだぞ。

前著●本『裏山の奇人』も読んでね。


 →『ミニ特集:虫についてのハンドブック』
 →『ミニ特集:虫たちについての本 アリっ』
 →『ミニ特集:虫たちについての本 その4』
 →『ミニ特集:虫たちについての本 その5』
 →『ミニ特集:虫たちについての本 その6』
 →『ミニ特集:北海道の昆虫』





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