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科学な本のご紹介:  思春期学

科学に佇む書斎
【2015/06/09】



思春期学『思春期学』

日本の「思春期学」ここにあり!
だけどかなり研究が不足していることもわかる厚めの編纂本。
さまざまな分野の研究者から、これからの研究充実を期待する趣の、エッセンスのような要約報告が寄せられている。

科学の本笠井清登 ”文部科学省の新学術領域研究においても、2011年より「精神機能の自己制御理解にもとづく思春期の人間形成支援学」がスタートし、総合人間科学としての思春期学の確立が目指されています。”

科学の本平岩幹男 ”江戸時代では、10歳を過ぎれば男女とも立派な労働力、すなわち社会の構成員であったし、10代前半での結婚や出産もまれなことではなかった。”

科学の本平岩幹男 ”30年前には外来にひとりで受診し、自分の症状についてきちんと説明できる中学生はまれではなかったが、最近ではこのようなことは少なく、ほとんどの場合には保護者が話している。”

科学の本笠井清登 ”最近では30歳くらいまでを青年期と考える立場がある一方、それを青年期の長期化と見なすのではなく、成人期に移行していく「成人形成期」(emerging adulthood) という新たな発達期とみなして理論化しようとする動きもある。”

科学の本長谷川眞理子 ”すべての年齢において、男性は女性よりも犯罪率が高く、犯罪率の鋭いピークが14歳から16歳ごろにある。つまり、思春期である。そして、思春期の犯罪のほとんどは、窃盗、万引きである。”

科学の本安藤俊太郎・西田淳志 ”全英国家コホート研究では、思春期(13〜15歳)におけるセルフ・コントロール能力が低いことが、後に中年時点(53歳)における幻聴体験のリスクを高めることなど、
 思春期の環境や心身発達が、人生の中後期におけるアウトカムをどのように予測するかという人生過程(ライフコース)を科学的に解明するダイナミックな知見が得られてきている。”

科学の本平岩幹男 ”日本性教育協会の2011年の調査結果では、中学生の性交経験率は男子で3.8%、女子で4.8%、高校生では男子15.0%、女子23.6%となっている。高校生までは女子の性体験率の方が高い。”

科学の本小塩靖崇・佐々木司 ”WHOは、精神保健の向上や精神疾患の早期発見・早期対応の促進のため、学校で全ての生徒を対象に精神疾患の知識啓発を実施することを提案している。”





『思春期学』
 長谷川寿一 監修 笠井清登 他編
 東京大学出版会
 


 →『ミニ特集:思春期 中学生 高校生 その1』
 →『ミニ特集:思春期 中学生 高校生 その2』
 



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