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科学な本のご紹介:  それで寿命は何秒縮む? 「損失余命」というリスクのものさし

科学に佇む書斎
【2016/09/28】



それで寿命は何秒縮む『それで寿命は何秒縮む? 「損失余命」というリスクのものさし』

「リスク」を考える上で、叩き台やサンドバックにするに格好の内容。
こんなこと書いて大丈夫なのか!?と思わずハラハラさせられるスリリングなデータが連発されていて眠気も吹き飛ぶ勢いだ。

著者はかなりの議論修羅場の経験者であり、度胸の座った筆致が印象深い。

科学の本「安全」とは、自分たちで決めることができないものです。
 国などが定めた法律や条例で、規制された範囲内にあること。これが安全です。
 それに対して「安心」は、自分自身が「大丈夫だ」と納得したときに得られるものです。

科学の本ヒ素含有率について日本より厳しいスウェーデンでは、6歳未満の子どもは米や米製品を食べるべきではなく、6歳以上の子どもでも週に4回まで、大人でも毎日の摂取は避けるべき、との勧告まで出しているほどです。




科学の本日本人の平均寿命は戦後ほとんどの期間、平均12年に1歳ずつの割で平均寿命が伸び続けいることがわかります。1日あたりなら、およそ2時間弱寿命が伸びている計算です。

科学の本自然放射線による1年あたりの損失余命は18時間38分。どこで暮らしていても、毎年これだけの放射線リスクからは決して逃れられない、というわけです。








『それで寿命は何秒縮む? 「損失余命」というリスクのものさし』
 半谷輝己
 すばる舎
 


著者は福島の活動家系の人。
共有すべき正しいデータを提示して、適切な判断をうながす、その手助けをするポジションの人だ。
いきおい、福島の放射線リスクについてもがっつり記しているし、その関係で「医療被爆」関係の(ギョッとする)データも、色とりどりに列挙されている。

この本を読んで頭がヒートアップするか、逆に頭が冷やされるか、それはあなたの知力しだい。


 →『ミニ特集:未来と確率の本』
 →『ミニ特集:未来と確率、リスクの本』
 →『ミニ特集:リスクと経済、リスクと消費』
 



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