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科学な本のご紹介:  ヒトと文明 狩猟採集民から現代を見る

科学に佇む書斎
【2016/12/22】



ヒトと文明『ヒトと文明 狩猟採集民から現代を見る』

とにかくこの先生の研究心の確かさと、飽くことなき知識と姿勢のアップデートぶりがすごい。
広く厚く長く、今の人が知らない頃の研究世界実体験から、いまどきの最新知見まで、人類学研究界の把握の手堅さが読んでいてとっても安心感。

科学の本ヒトとチンパンジーのゲノムの塩基配列が98%と高い一致度を示すことから、大型類人猿が分類学上の「ヒト科」(ホミニッド)に含められるようになった。これによって、以前から多くの生物学者の間に潜在していた、ヒトを「単なる」サルの一種とみなす傾向が強まっている。

科学の本明治17年(1884)、理科大学の学生だった21歳の坪井は、同志10人とともに「じんるいがくのとも」という団体を立ちあげた。これが、日本初の人類学の組織的活動で、数年後には、現在の日本人類学会の前身である東京人類学会に発展する。

科学の本私には、今日の人類学にまだ不満がある。同じ人類学といいながら、自然人類学と文化人類学がほぼ独立の分野になっていて両者間の会話がほとんどないことは、本来の人類学の総合性からみて如何なものか。

科学の本先島諸島の石垣島の白保竿根田原(しらほさおねたばる)洞穴遺跡から、今のところわが国で最古の約2万年前の人骨が10体ほども発掘されるという大発見があった。
 中間的な報告では、ミトコンドリアDNAからみて縄文系ではなく、むしろ東南アジアの集団との近親性が高いという(篠田謙一)。











『ヒトと文明 狩猟採集民から現代を見る』
 尾本恵市
 ちくま新書
 筑摩書房
 


…この本の著者近影はちょっと手抜きすぎないか。
この先生については、もっともっとかっこよく撮影してあげるべきじゃないかな。


 →『ミニ特集:ヒト進化研究についての本 海外 その1』
 →『ミニ特集:ヒト進化研究についての本 海外 その2』
 →『ミニ特集:ヒト進化研究についての本 日本 その1』
 →『ミニ特集:ヒト進化研究についての本 日本 その2』
 →『ミニ特集:ヒト進化研究についての本 日本 その3』
 →『ミニ特集:人種について考える本』
 →『ミニ特集:サルとヒトと進化の本』

 



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