現実を生きるサル 空想を語るヒト


ヒトは何が違うせいで生物としてこんなことになっちゃっているのか。
心の進化研究を軸に、さまざまな面を検討して見せてくれる好評本。
霊長類には二つの亜目がある。一つはキツネザルやロリスのような原猿からなり、鼻が湿っている「曲鼻猿(きょくびえん)亜目」で、もう一方は、鼻が乾いている「直鼻猿(ちょくびえん)亜目」だ。
直鼻猿亜目には、いわゆる「サル」と呼ばれる2つのグループがある。
一つのグループは「新世界ザル(広鼻猿類)」で、左右の鼻孔が別々の方向を向いている。もう一つは「旧世界ザル(狭鼻猿類)」で、左右の鼻孔が同じ方向を向いている。
一目で、ヒト上科の仲間たちは、直鼻猿類(オレンジの枝)、真猿類、狭鼻猿類の仲間であることがわかります。枝の長さが時間を表しているので、いつ頃分かれたのかも(中央円の外縁が0。1つの層は2000万年)。「系統樹マンダラ」【霊長類編】#小田隆 #日本モンキーセンター #ジュンク堂書店 pic.twitter.com/le2ulXg4Y1
— 大人の科学バー (@kagakubarKIWI) 2017年9月6日
ドイツ語の場合、別々の要素が継ぎ目なくつながって長い言葉になるため、ドイツ語の言葉をすべて収録した辞書などはありえない。
動物の生活環では一般に、成長が最初は著しくてのちに遅くなるという特徴がある。
ヒトでは、小児期に成長速度が緩やかになった状態が何年も続いたあと、思春期に再び骨格が急激に成長するのが特徴だ。最初の手書き文字を考案したのは、詩人や哲学者や歴史家ではなく、近東で農耕を営む社会集団の会計係だったことが示されている。
トーマス・ズデンドルフ『現実を生きるサル 空想を語るヒト』読了。人間と他の動物を分けるものは何か、という根源的な問題について、言語、心の理論、知能、文化等の最新の類人猿や幼児の実験を踏まえつつ、「再帰構造構築」と「心を伝える意志」にその差異を求める。バランスもよく読みやすい一冊。
— シータ (@Perfect_Insider) 2017年6月25日

『現実を生きるサル 空想を語るヒト 人間と動物をへだてる、たった2つの違い』
トーマス・ズデンドルフ
白揚社
イギリスBBCでも「五つ星&編集者推薦」の評価なのだ。
現実を生きるサル 空想を語るヒト 人間と動物をへだてる、たった2つの違い/トーマス・ズデンドルフを読了。ざっくり言うと動物と人間の差は心やでってのを説いてる本。読んでると脳がキュってなるぐらい読み応えあった。
— eNO (@MetwoOne) 2015年4月23日