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科学な本のご紹介:  トコトンやさしい船舶工学の本

科学に佇む書斎
【2017/02/17】



トコトンやさしい船舶工学の本『トコトンやさしい船舶工学の本』

日刊工業新聞社の「トコトンやさしい」シリーズの中でも格別の出来栄えになっている入門書。

科学の本各種の輸送機関の中で最も少ないエネルギーで物資を運べるのが船なのです。飛行機に比べると約1/100〜1/1000、トラックに比べると約1/5〜1/20の二酸化炭素排出量で荷物を運べます。

科学の本船は日本の貿易貨物の99.7%を運んでいます。もし、船がなくなれば油も、ガスも、食糧も、衣類も、木材も海外から入ってこなくなるので、日本経済は壊滅状態になります。

科学の本船を転覆から救うのが復原力です。
 復原力は大きければいいわけではありません。復原力が大きすぎると、波の中での横揺れが周期の短い激しいものとなり、乗客や船員の船酔いや、積載貨物に大きな加速度が働いて荷崩れを起こしやすくなるためです。

科学の本舵(かじ)は、約35°以上の迎角になると突然揚力が減少します。この現象は「失速」と呼ばれ、あらゆる翼に共通する特性です。ほとんどの船の舵は、35°以上は切れないようになっています。
 この限界を超える高揚力舵が開発されています。フラップ舵、シーリング舵、ウェッジ舵などです。

科学の本日本近海の波の波長は150m程度までといわれているので、300m以上の船はあまり揺れません。筆者が乗った311mのクルーズ客船が、高知沖で台風と遭遇した時にも、びくともしませんでした。

科学の本高い波に乗って、船首船底まで水面上に出て、次の瞬間に波底に叩きつけられる現象を「スラミング」といいます。激しいスラミングで、巨大な力が働き、船体がぽっきりと折れる海難も起こっています。





『トコトンやさしい船舶工学の本』
 池田良穂
 日刊工業新聞社
 


著者さんは
→●本『図解・船の科学 超高速船・超巨大船のメカニズム』
という本も出しています。

『図解・船の科学 超高速船・超巨大船のメカニズム』は、高速船設計を軸に据えて、造波抵抗、流体力学、振動対策などについての基礎知識が豊作な新書。

『トコトンやさしい船舶工学の本』は、見開きで一項目の入門仕様。
出版社側の編集のせいだと思うけれど、何箇所か「真っ赤なページ」に黒字で本文が印刷されているページがあって、これがまた読みづらいのなんの。

本書ではシップ・オブ・ザ・イヤーについても言及されています。






 →『ミニ特集:船舶と潜水艦』
 →『ミニ特集:帆船、ヨット』





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