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科学な本のご紹介:  サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福

科学に佇む書斎
【2016/10/14】



サピエンス全史『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』

上巻だけで挫折してる人がいるけど、下巻がイイんだぞ。
著者はイスラエル出身の歴史学教授。
しかしなにより、「わかっていてやっている」恐ろしく頭の切れる役者だという感触が強く残る。
何を言って、何を言わないか。このビジョンを与えるためにどうすべてを調整して捏ね上げるか。

科学の本たいていの人は、自分の感情や思考、好き嫌いと自分自身を混同している。

科学の本アジアのもっと東側に住んでいたのがホモ・エレクトス(「直立したヒト」の意)で、そこで200万年近く生き延びた。
 これほど長く存在した人類種は他になく、この記録は私たちの種にさえ破れそうにない。ホモ・サピエンスは今から1000年後にまだ生きているかどうかすら怪しいのだから、200万年も生き延びることなど望むべくもない。

科学の本普通の郵便だけだった時代には、人々は何か大切な用事があるときにだけ手紙を書いた。頭に浮かんだことをそのまま書くのではなく、自分の言いたいことをどのような言葉で言い表すかを慎重に考えた。

科学の本資本主義と消費主義の価値体系は、表裏一体であり、二つの戒律が合わさったものだ。富める者の至高の戒律は、「投資せよ!」であり、それ以外の人々の至高の戒律は「買え!」だ。

科学の本近代科学は、最も重要な疑問に関して集団的無知を公に認めるという点で、無類の知識の伝統だ。

サピエンス全史







 

『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』
 ユヴァル・ノア・ハラリ
 河出書房新社
 


既存の認知考古学や進化心理学やの知見を一般向けにドラマチック仕立てにしたおかげで、巷説に膾炙せぬままくすぶっていた「認知革命」概念が本書の勢いで一気にメジャーに。

原書は2011年。邦訳はその5年後に出たことになる。
遅ればせのこの日本での盛り上がり(もしくはなびき)は何なのか。
先の見えないポストモダンの中に棹さされた「正当っぽい清い御旗」が良かったのか。
このあたりこそ、客観的に調査して人類史に残しておくのはいかがだろうか。


上下巻が一つになった電子書籍版もあります ↓




これね ↓
→●本『銃・病原菌・鉄』
→●本『繁栄 明日を切り拓くための人類10万年史』

おっと…whoa この著者が『サピエンス全史』の次に出した2015年の著作がまた…



 →『ミニ特集:社会と歴史を読み解く本 海外 その1』
 →『ミニ特集:社会と歴史を読み解く本 海外 その2』
 



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