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科学な本のご紹介:  図解・船の科学 超高速船・超巨大船のメカニズム

科学に佇む書斎
【2008/01/11】



図解・船の科学『図解・船の科学 超高速船・超巨大船のメカニズム』

本書の主役は青函航路の超高速旅客カーフェリー『ナッチャンRera』。
高速船設計を軸に据えて、造波抵抗、流体力学、振動対策などについての基礎知識が豊作な新書。

科学の本日本の貿易品のほぼすべて(99.6%)が船によって運ばれている。また日本国内の物流を見ても、ほとんどがトラック(2002年は約55%)と内航海運(約41%)が担っている。

科学の本船は日本国内の物流の約4割を担っているにもかかわらず、そのCO2排出量は輸送分野での排出量(全排出量の約21%)のわずか5.4%(全排出量の1.1%余り)に過ぎない。

科学の本【危険なブローチング現象】船の後ろから波を受けた時に、波の下り斜面で波乗り状態になると、船の速度と波の速度が同じになって舵が利かなくなり、船の針路が振られてしまう。
 いくら立て直そうと反対に舵を切っても戻らず、急速な回頭が続いて、時にはその遠心力で船が横倒しになるという怖い現象である。

科学の本アルミ合金の比強度(強度と比重の比)は約200なのに対し、鋼は50〜70程度だ。すなわち、単純に計算すると、同じ強度であれば、アルミ合金は鋼(スチール)に比べると3分の1から4分の1の重さとなる。

科学の本オハンロンという学者が、11mも上下運動する箱に学生を入れ、運動の加速度と周期を変えた実験を繰り返して、2時間以内に嘔吐した人の割合(船酔い)がどの程度あるかを調べた。

科学の本周期が6秒程度で嘔吐する人の率がもっとも高かった。周期が6秒というのは意外にゆっくりした運動で、日常生活ではあまり体験することのない周期である。ところが海の上では、周期が6秒の波は、波長が60m弱で、少し海が荒れるともっとも起きやすい波なのだ。












『図解・船の科学 超高速船・超巨大船のメカニズム』
 池田良穂
 講談社ブルーバックス
 


同じ著者で2017年には
『トコトンやさしい船舶工学の本』
が出ています。ガチの技術者が「船版の池上彰さん」とおっしゃるほどのできばえのようです。






 →『ミニ特集:船舶と潜水艦』
 →『ミニ特集:帆船、ヨット』
 



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