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科学な本のご紹介:  「病は気から」を科学する

科学に佇む書斎
【2016/04/29】



病は気からを科学する『「病は気から」を科学する』

21世紀初頭社会観の強いトレンドとして、逆境感を強めるタイプの格差は国民の質を悪化させる、というものがある。逆境感が強すぎると、交わされる言論の質も、心身の健康も死亡率も悪化する。
いかに逆境感の発生を抑えて「われわれ」の質を向上させるかが、課題となる。

科学の本実験でのプラセボ効果に違いをもたらしたものがある。それは、自分がどちらの群に属したかという患者の推測だった。一年後、自分は移植を受けたと推測した人たちは、プラセボ手術を受けたと信じた人たちより、かなり症状がよくなっていたのだ。

科学の本鎮痛剤の市場は十億ドル規模であり、製薬会社は、自社製品への患者の依存を低下させるような臨床試験に資金を出そうとは思わない。医療保険会社も同じだ。

科学の本VR装置などの開発状態から考えると、仮想現実の鎮痛剤 -- 注意をそらすゲーム、催眠術、ミラーセラピーのような幻想 -- を自宅で使用できるのも間もなくだろう。

科学の本妊娠および育児中に女性が経験するストレスが原因で、今後、数十年にわたり、次世代において健康問題と経済的損失が起こる、と研究者は指摘した。

科学の本治療を信じる心が起こす効果は、体が持っている天然ツールに限られる。そして、期待がもたらす効果も、特定の症状に限られる。

科学の本プラセボは、人の気分を操るのが非常にうまい。しかし、コレステロール値や血糖値など、自分ではわからない値に影響を及ぼすという証拠はほとんどない。









『「病は気から」を科学する』
 ジョー・マーチャント
 講談社
 


不用意に、逆境感を抱えている人に対して「病も気からと言うからさ」などとさとそうとしてはならない。
「ああ、わかってもらえてないんだ」と相手に思わせることこそ、てきめんに逆境感を悪化させてしまうからだ。

本書は、昔ながらのプラセボ言説から、最新のVR機器ヒーリングまで射程に入れた心身医学ルポの意欲作。
「最先端の健康」言説がお好きな人にオススメ。

逆境感を強めるタイプの格差は国民の質を劣化させる、のトレンドでは
→●本『頭のでき 決めるのは遺伝か、環境か』
プラセボや「病は気から」、逆境感の影響については
→●本『プラシーボの治癒力 心がつくる体内万能薬』
NHKスペシャルで話題となった


あたりが読み合わせにオススメ。






電子書籍版もあります ↓



 →『ミニ特集:人生の質は逆境感(ストレス)しだい』

 →『ミニ特集:助け、助けられる現場の本 いやし』
 →『ミニ特集:社会の格差を憂う本 その1』
 →『ミニ特集:社会の格差を憂う本 その2』
 →『ミニ特集:社会の格差を憂う本 その3』

 



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