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科学な本のご紹介:  衛生害虫ゴキブリの研究

科学に佇む書斎
【2016/10/13】

衛生害虫ゴキブリの研究

科学の本『衛生害虫ゴキブリの研究』

こんなして調べてくれてる先生に大感謝!
なにより昔ながらのホウ酸ダンゴの殺すマンぶりが素晴らしいのだ。



科学の本チャバネゴキブリ雌成虫10匹を入れた飼育容器6個のそれぞれに毎週3gの餌を与え続け,毎週(数を数えるのが面倒なので)ゴキブリ全体の重さを測定してみると40〜50日で重量増加が頭打ちになり,15〜16gに保たれた。
 つまり,1週間にわずか3gの餌をこぼすだけで1500匹余りのチャバネゴキブリ(そのうち80%が幼虫)が棲み着くのである。

科学の本大量の餌を与えてみたところ、チャバネゴキブリの数が10日で1.8倍に増加した(1500匹→2700匹)。日数あたり同じ倍率で増殖していくと考えると数十日で百倍以上に増えることになる。

科学の本精神医学的には、通常は悪魔でも怪物でもない。ただの虫であることも明らかにする必要がある。

科学の本クロゴキブリの卵(卵鞘)は,15℃で孵化した後は5.5℃で80日以上生存する。この点はヤマトゴキブリの卵とは性質が異なるようである。屋外飼育実験でも卵越冬が認められている。
 9月以降に屋外に出した卵鞘はすべて年内に孵化せず,越冬してから(6〜7月に)孵化した。それだけでなく,2回越冬した例も報告されている。

科学の本チャバネゴキブリは大型ゴキブリに比べて水不足には弱く,その欠乏は餌以上に深刻な影響を与える。餌の欠乏に比較的耐える卵鞘保持雌成虫でさえも,水を与えないと6〜8日で全滅し,これは乾燥餌を与えても改善しない。

科学の本チャバネゴキブリの場合は、天敵の影響を現場で実感できない。そもそも屋内では天敵の存在を異物として人間が許さないことも一因である。

科学の本下水からゴキブリが泳いでやってくることもある。大型種のクロゴキブリだけでなく、小型種のチャバネゴキブリも、しかも幼虫でも、トイレの便器にある水トラップくらいは水くぐりが可能である。


 ↑ 実験の結果、ゴキブリはともかく、ハエには有効だったそうです






『衛生害虫ゴキブリの研究』
 辻英明
 北隆館
 


長年ゴキブリを研究してきた先生が、これまでの知見をこの本にどっさり詰め込んでくれました。
ホウ酸団子の効果的な作り方・設置方法や、実際の研究データも載っている、本気度強めなちょっと研究書っぽい仕様です。

…表紙のデザインがレトロ過ぎてアレですが、21世紀、2016年のご本です。
(もっとすげー売れ線な表紙にしてほしかった)





 →『ミニ特集:虫たちについての本 その4』
 →『ミニ特集:虫たちについての本 その5』
 →『ミニ特集:虫たちについての本 その6』
 →『ミニ特集:虫についてのハンドブック』
 



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