犯罪学 8訂版


国内外のデータを参照しながら日本の問題点について述べる分厚い本。
ただし、内容の大半は逮捕後の刑罰や処遇制度についてです。
従来の刑罰が犯罪者の処遇および社会防衛のうえになんの利益にもならないのみならず、常習累犯者の増加となって現われてきた。
矯正施設関係に比べ、更生保護関係は経費が十分の一にすぎない。社会内処遇に経費がかかっていないということでなく、わが国における社会内処遇は死んでいるという証拠を示したものにほかならない。
社会内処遇は安価にすませうるものとする認識を打破しなければならない。最近の女性犯罪の占める割合をみると、わが国では業過を除く刑法犯検挙人員に占める女子の割合は1965年の10%から一貫して増加し、1988年には20%となり、1998年に22.4%、2013年には若干減少したものの20%となっている。
わけても65歳以上の高齢受刑者が2014年では5年前の5倍(27.2%)と急増している。保護観察制度は英米諸国において発展した施設収容前のプロベーションおよび施設収容後のパロールを総称するものであり、わが国独得の用語である。
ちなみに「パロール」という言葉は,日本の刑務所ではなぜか,「仮釈放の準備手続としての環境調査」というかなり限定的な用語として用いられているようである
— (資)∧ア木材店 (@asty_md) 2011年2月16日
からさげ=食器の空・器を回収すること、改善指導の日・教育的処遇日=毎月第2.4金曜日の作業がなく感想文を書く日、通声=懲役同士の会話、玉之浦新聞=尾道刑務所の新聞・無料で配られます、配食=食事をくばる係、パロール=仮釈放前の感想文・パロール→仮面接→本面接→仮釈放と進みます。
— 福澤正樹 (@masakin42) 2011年3月19日
hirono_hideki: 私は福井刑務所の時、仮面接を受けましたが、再審請求などしていたためか、裁判に不服があるだけで、係員は呆れ顔でした。パロルも入りませんでした。また面接は一対一だったと思います。刑務官の立ち会いもなかったと記憶しています。
— 福井ったー (@fukuitter) 2010年5月12日

『犯罪学 8訂版』
菊田幸一
成文堂
えーとねー。
この本、はしばしにギョッとするほど旧弊な見解が(古すぎる参照資料も)混じるのが困りモノで、ある意味、旧時代的な怪書の様相を呈していたりする。
大事なことも書いてあるんだけど、むっちゃオススメしづらい。
2016年の本なんだけど、「改定重ねて第8版」という…初版の頃の時代遅れに旧弊な箇所はこれまでの各改版の際に改定しなくて良いとスルーを重ねてきたのかと…著者より出版社のほうにお尋ねしてみたい。
この本、はしばしにギョッとするほど旧弊な見解が(古すぎる参照資料も)混じるのが困りモノで、ある意味、旧時代的な怪書の様相を呈していたりする。
大事なことも書いてあるんだけど、むっちゃオススメしづらい。
2016年の本なんだけど、「改定重ねて第8版」という…初版の頃の時代遅れに旧弊な箇所はこれまでの各改版の際に改定しなくて良いとスルーを重ねてきたのかと…著者より出版社のほうにお尋ねしてみたい。
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