血液型で分かる病気のリスク


『血液型で分かる病気のリスク』
珍しい血液型を稀血(まれけつ rare blood type)と呼びます。AB型Rh(−)も稀血の一種ですが、もっと珍しい、数万人、数十万人にひとりという血液型もあります。
輸血の授業の最中思ってたんだけど
— ま (@temin37) 2017年6月29日
2回目の献血いったとき、「牧野さん稀血なんですねー!1年に1,2回必ず来て欲しいです」って言われてから毎年ちゃんと献血行ってるけど
自分が輸血されるときこりゃどうなるんだい?? pic.twitter.com/McDqNmoI4t
実は血液型物質は赤血球表面だけでなく、皮膚や口の中の粘膜など人体のあらゆる臓器で使われています。どうやらヤブ蚊は皮膚表面の血液型物質を感じ取っているらしいのです。
そしてヤブ蚊の好みはやはりO型という結論です。男性は女性よりも約2倍も胃がんに罹りやすいことが知られています。ただし持って生まれた性別は変えようがありません。性転換したからといって、胃がんに罹りにくくなったといった研究は、私が調べた限りなさそうです。
男と生まれてしまったからには、胃がんに罹るかもしれないことを、頭の片隅に意識しておくべきでしょう。現在では血液型不適合妊娠のトラブルを回避する様々な治療法がありますから、Rh(−)の女性でも2人目以降の子供を安心して産めるようになっています。
コレラに強いのがB型、逆に弱いのがO型と言われています。O型はコレラが重症化しやすいのです。またコレラにはワクチンが開発されていますが、O型には効果が弱いとされています。
これらのことは、コレラ予防の現場では常識のひとつになっています。
2017年5月 BBC News Non-O blood group 'linked to higher heart attack risk'
【2014年 MT Pro】
— 科学に佇む一行読書心 (@endBooks) 2017年3月15日
血液型と前立腺がん再発に関連? O型の男性でリスク低下https://t.co/FIWCUTbNsZ
東京医科大学・大野芳正氏らが欧州泌尿器科学会議で報告
ってことで、『血液型で分かる病気のリスク(著:永田 宏)』って本をお薦めしておくぞ!!!
— 辰城リク (@shink18est) 2017年1月6日
これな、別にエセ科学・血液型性格診断の話じゃないんだ。エセ科学ネタも交えつつ、科学的なお話をしているんだ。おもろい。 pic.twitter.com/svNUvifOGM

『血液型で分かる病気のリスク』
永田宏
幻冬舎ルネッサンス新書
広範な医学的統計や論文から、血液型に限らず、性別や遺伝子の違いも含めて、2014年時点でどのくらいの知見が出てきているのかを選り抜いて見せてくれる。
みんなで参照できるようにまとめてくださったお手間に感謝。
【2014年】
— 科学に佇む一行読書心 (@endBooks) 2017年1月11日
AB型は、軽度認知障害リスクが他の血液型に比べて高めhttps://t.co/D87UTT6D4Y
血液型が認知障害に関連 米・コホート内症例対照研究
母集団のAB型率が4%であるのに対して、認知障害を発症したグループのAB型率は6%
【2015年 Brain Research Bulletin】
— 科学に佇む一行読書心 (@endBooks) 2017年1月11日
O型はアルツハイマー病に若干かかりにくいのかも?https://t.co/G7UJ1YOrxB
血液型Oの成人と他の血液型で、脳の各部位の大きさが平均するとちょっと違う
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【中古】 血液型で分かる病気のリスク 幻冬舎ルネッサンス新書098/永田宏(著者)
電子書籍版もあります