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科学な本のご紹介:  ミニ特集:天皇と日本神話と古墳をめぐる その2

科学に佇む書斎
【2017/01/08】

日本神話wikimedia

『ヤマト王権のあけぼの 古代国家の起源と神話』
『クソマルの神話学』
『宗教と現代がわかる本 2009 特集:天皇と宮中祭祀』



『ヤマト王権のあけぼの 古代国家の起源と神話』
 上田正昭編 史話日本の古代3 作品社

●古今の専門家の論考を集めてある編纂書。かなり専門的な記述があったりして内容はてごわい。
 巻末の「「鉄」の皇子ヤマトタケルの実像」は、田中澄江さんと谷川健一さんの対談でわかりやすいのだった。

科学の本谷川健一 ”ホムツワケが物を言わないものだから、曙立王がホムツワケを出雲へ連れていくわけです。
 この曙立王は、伊勢の松阪の近くに水銀がとれる佐那というところの先祖ということになっています。その隣の丹生は非常に有名なところで、奈良時代の前から水銀を採掘していたらしんです。
 だから、そこの先祖の曙立王は、水銀の産地の豪族のようなものです。そうすると、物を言わないということ自体が、水銀と関係があるんじゃないかという仮定ができるわけですね。”
(水俣病の神経障害)

科学の本佐田茂 ”10月1日は宗像大社の御あれ祭である。沖ノ島沖津宮の祭神田心姫(たごりひめ)、大島中津宮の祭神瑞津姫(たぎつひめ)をのせた御座船を先頭に、勇壮な海上パレードが繰り広げられ、辺津宮の祭神市杵嶋(いちきしま)姫を合わせて宗像の三女神が年に一度出会う祭りが行われる。”

科学の本田中澄江 ”谷川健一さんから、ヤマトタケルの足が三重に曲がって、ついに死んだのは水俣病のせいですよ、ってうかがって、たいへんにショックだったんです。それも水銀(伊勢の丹生)のせいだということなんですね。”

科学の本田中澄江 ”よく昔の講談で、声のいい義太夫語りとか講釈師を恨んで、水銀を飲ませて声が出ないようにするというのがありますね。水銀の毒というのは、口がきけなくなっちゃうんですか。”


目次
『古事記』序 太安万侶・撰録/橋本治・訳
稗田阿礼 柳田國男
高天原と水平思考 上田正昭
宗像三神と記紀神話 井上光貞
コラム 沖ノ島と三女神の祭祀 - 宗像大社 佐田茂
大蛇退治の説話の源流 鳥越憲三郎
草薙剣 森浩一
国譲り神話と諸氏族 松前健
大国主命 征服未了の地方神 益田勝実
コラム 高大な神殿はなぜ造られたか - 出雲大社境内遺跡 千家和比古
物部氏と大王家の降臨伝承 黛弘道
神武の即位伝承 なぜ磐余なのか 和田萃
コラム 船に乗ってきた天皇 - 磐余池の祭儀 前之園亮一
「御肇国天皇」としての崇神天皇 水野祐
神を問う山辺の道 岡部伊都子
コラム ヤマト王権の成立事情 - 纏向遺跡 千賀久
サホビメ物語 その神話性 山崎正之
木を伐るものの伝説 川村湊
「鉄」の皇子ヤマトタケルの実像 田中澄江・谷川健一





『クソマルの神話学』 東ゆみこ

●古代から近代まで、うんちの構造神話学!

こちらで紹介
→●本『クソマルの神話学』



『宗教と現代がわかる本 2009』

●特集:天皇と宮中祭祀

こちらで紹介
→●本『宗教と現代がわかる本 2009』


 →『ミニ特集:天皇と日本神話と古墳をめぐる』
 →『ミニ特集:天皇と日本神話と古墳をめぐる 2』

 →『ミニ特集:天皇と天皇家』
 →『ミニ特集:天皇と天皇家 2』

 →『ミニ特集:発掘された日本列島』

 



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