コーヒーの科学 「おいしさ」はどこで生まれるのか


『コーヒーの科学 「おいしさ」はどこで生まれるのか』
豆の構造、植物の科学、焙煎の歴史、おいしさの科学、コーヒーと健康などなど、情報満載。
じつは「香ばしい」という言葉は日本と韓国にある(香ばしい=グスハン)程度で、大半の言語にはぴったり当てはまる訳語がありません。
カフェインのヒト致死量は5〜10g程度と言われていますが、50g以上での生還例や、重度肝障害の人が1gで亡くなった例もあり、かなりのばらつきがあります。
コーヒーやカフェインを普段から多く常用する人では、最後の摂取から半日〜2日後に、頭痛や集中力の低下、疲労感、眠気などの症状が出ることがあります。これは「カフェイン離脱」と呼ばれる退薬症状で、特に頭痛が顕著なことから「カフェイン離脱頭痛」とも呼ばれます。
「個人の感想」では医学的には何の根拠にもなりません。
コーヒーの木の葉は、葉脈の枝分かれする部分が少し膨らんでいますが、ここにはドマティア(ダニ室)と呼ばれる空間があり、小さなダニや微生物が棲み着いています。
無害なダニとの共生によって他の病虫害から身を守っているとも言われています。飲む量の違いには食文化や習慣だけでなく、遺伝も関係しているかもしれません。最近、カフェインの分解に関わる二つの遺伝子(CYP1A2とAHR)の遺伝的な違いが、コーヒー常用と相関するという論文が報告されています。
【アンケート 土曜午前中3時間限定】
— 科学に佇む一行読書心 (@endBooks) 2017年4月15日
コーヒーが苦手な人の割合を知りたいぞ
☕⭕❌❓
コーヒーの科学、まず植物学の話から始まって一通り簡単に性質と概要を論じた後に流通の歴史と称して世界史と宗教史と麻薬の話を触り出して、それが終わってさぁ美味しいコーヒーとはって話のときにそもそも味覚とはなんだって言い始めてきたので完全に誠実な本だわ
— Yusuke Sugamiya (@DNPP) 2016年11月5日
夕食後に短い睡眠をとってしまったので眠れず、積んでいた「コーヒーの科学」を読んでいる。電子授受の有無で酸化と酸性化を区別しましょうという提言で目からウロコが落ちまくりで楽しい。恥ずかしながら、燃焼と腐敗をどうやって分けるのか長年の疑問だったのだ。
— つの (@86419753) 2016年10月26日
旦部幸博『コーヒーの科学』読了。これ一冊を読むだけでコーヒーについての一通りの知識を得られます。浅煎りと深煎りの違いは?エスプレッソは何故苦い?などといった疑問に理屈を付けて答えてくれます。「コーヒーは好きだけど知識はからきしで…」という私みたいなのには入門書として最適でした pic.twitter.com/o90kKbu18v
— からぱさ (@karapasa42) 2016年11月25日

『コーヒーの科学 「おいしさ」はどこで生まれるのか』
旦部幸博
講談社ブルーバックス
この本に目を通しておくと、知識でもコーヒーを味わえるようになって美味しさ倍増だね。
著者さんのサイト

著者さんのツイート
『コーヒーの科学』で、字数減らすため削ったネタの一つです。条件が揃えばコーヒー以外にも温泉とかでも見られる現象で、1972年ロゲルギスト「第五・物理の散歩道」に解説が。液滴と液面間の空気層が保たれることで生じるけど、液面からの上昇気流、表面張力ほか色んな要素が複雑に関わるとのこと https://t.co/AOCujjf2kb
— Y Tambe (@y_tambe) 2016年12月2日
電子書籍版もあります
こんな特集もあるよ