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科学な本のご紹介:  ミニ特集:縄文時代 その2

科学に佇む書斎

タネをまく縄文人 
『老人と子供の考古学』
『ここまでわかった!縄文人の植物利用』
『縄文時代の考古学 葬制 死と弔い』
『タネをまく縄文人 最新科学が覆す農耕の起源』
『貝が語る縄文海進 南関東、+2℃の世界』


タネをまく縄文人: 最新科学が覆す農耕の起源 (歴史文化ライブラリー)


『タネをまく縄文人 最新科学が覆す農耕の起源』
 小畑弘己 歴史文化ライブラリー 吉川弘文館

●縄文時代の人々は穀物を食害する(貯蔵食料にわいてくる)害虫を縄文土器に練り込んでいた!
…という発見で注目されている先生の著作なんだけど、民俗学や文化人類学とはあまり接点がないのか、「穀物は特定の条件下で蟲に変化(へんげ)するとみなしていたからこその祈念行動」な可能性には言及してない。(例えば南方熊楠の「燕石考」みたいなやつ)

科学の本昆虫圧痕のほとんどは、土器製作のとき土器表面をはっていたものが押し込められた圧痕ではなく、土器胎土中に練り込まれたものの抜け殻、つまり胎土への「混入体の痕跡」が主体を占めていることがわかる。

科学の本コクゾウムシを食べて、人間の排泄物中から消化されずに本当に出てくるのかという点については、実際の実験が行われ、ほとんどダメージを受けずに排出されることがわかっている 。


→●本『環境考古学への招待 発掘からわかる食・トイレ・戦争』 の松井章先生も登場するよ。




『老人と子供の考古学』
 山田康弘 吉川弘文館

●当たるも発掘、当たらぬも発掘。
 ギャンブルのようだとも言われる考古学生活の中、この著者さんは、みごとに盤状集積を掘り当てた!
 そのときのワクワク体験をはじめとして、実施調査のコツあれこれ含め、研究現場の面白さを教えてくれる。

こちらで紹介
→●本『老人と子供の考古学』



『ここまでわかった!縄文人の植物利用』
 工藤雄一郎 編 国立歴史民俗博物館 編 歴博フォーラム 新泉社

●花粉など微細な異物などの研究方法の進展で、当時の人々が扱っていた植物について新たにわかってきたことは数多い。
 図解豊富に、子供から大人まで楽しめる親切仕様な本なのだ。



『縄文時代の考古学 葬制 死と弔い』
 小杉康, 西田泰民, 水ノ江和同, 谷口康浩, 矢野健一 編集
 同成社

科学の本高橋龍三郎 ”廃屋墓は、関東地方の縄文時代中期を中心として登場する、家屋内埋葬の墓制である。生活住居の床下に埋葬するのではなく、家屋の居住機能をいったん停止して、埋葬のための施設に転じることをさしていう。”




『貝が語る縄文海進 南関東、+2℃の世界』
 松島義章 有隣堂

●考古学的時代の日本の海岸線はどこにあったのか。
 えーと、(新書という体裁の割には)異常に専門的すぎて、かなり読み手を選ぶ硬派な一冊。
 研究の進展に伴い、増補版が出ています。

科学の本日本列島沿岸を洗う海流も、いつも一様な流れを示すものでなく、温暖な時期には暖流は勢いが強くなって北上し、寒冷な時期には逆に寒流の南下が強まることで知られ、海流の動きは常に地球規模の気候変動と同調している。

科学の本約2万年前の最も寒冷化した時期には海面がマイナス120m前後の低い位置にあったが、それ以降の地球の温暖化によって海面は急激に上昇し、約1万年前の完新世のはじめには、マイナス40m前後に達していた。
 温暖化はさらに進み、約6000年前の縄文時代中頃には、海面が現在より2〜3mも高い位置にまで到達していたことが知られている。

科学の本海水が陸地へ奥深く浸入し、複雑な海岸線をもつ入江がつくられたのである。この海進の起きた時代が日本ではちょうど縄文時代にあたっているため、一般に「縄文海進」の名で広く知られているが、
地質学の分野では、この海進現象が東京・有楽町で最初に調べられたことから「有楽町海進」、あるいは「完新世海進」または「後氷期海進」ともよばれている。



 →『ミニ特集:縄文時代 その1』

 →『ミニ特集:考古学の本 日本 その1』
 →『ミニ特集:考古学の本 日本 その2』
 →『ミニ特集:考古学の本 日本 編纂書』
 →『ミニ特集:考古学の本 日本 その3』
 →『ミニ特集:日本の古代道路はスゴかった』
 →『ミニ特集:発掘された日本列島』
 →『ミニ特集:天皇と日本神話と古墳をめぐる』

 



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【2017/01/03】
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