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科学な本のご紹介:  結婚と家族のこれから 共働き社会の限界

科学に佇む書斎
【2016/06/30】



結婚と家族のこれから『結婚と家族のこれから 共働き社会の限界』

いま考えるべき制度設計の思考材料(共通理解の基盤)が一気にガッとゲットできる便利本。
「(夫婦は)共同経営者」というタームもしっかり登場するよ!

科学の本「性別分業」といわれる夫婦のあり方は、極めて「モダン」なものなのです。つまり、私たちの社会が近代化するまであまり見られなかったものだ、ということです。

科学の本江戸時代の商家は、武家と違って官職で食べていくわけではなく、ある程度は経営の実力で食べていく世界に置かれています。
 ですので、家=会社の跡継ぎは必ずしも家長の実子になるわけではなく、むしろ社員(奉公人)のなかから有能な者を娘の婿とすることで、後継者としたのです。
 商家では、血のつながった息子を跡継ぎとすることをむしろ避けていたくらいです。

科学の本2008年時点の日本の婚外子の割合は2.1%ですが、アメリカでは生まれてくる子どもの40.6%、フランスでは52.6%、スウェーデンでは54.7%が、出生時に親が結婚していない子どもです。




科学の本国内外の経済格差が親と子を別れさせることは、これまでもいろいろな地域で見られてきました。
 工業化の初期段階では、農村の子どもが工場に住み込みで出稼ぎに行くこともありましたし、いまでも親が出稼ぎに行き、残った子どもの面倒を親類が見るケースなどがあります。
 これも、所得格差が家族生活に及ぼす影響のひとつです。

科学の本夫と妻は「共同経営者」として、仕事と家庭の運営を行うことになります。夫にとっての仕事、妻にとっての仕事、夫婦にとっての家庭、この三つの部門がすべてうまくいくように調整する必要があるのです。

科学の本フルタイムの共働きカップルが増えていくと、たとえ全体的な賃金格差が縮まっていても、世帯所得の格差は広がります。というのは、所得の高い男性がやはり所得の高い女性と結婚し、他方で所得の低い男女が一緒になることが多いからです。

科学の本結婚すること、家族を持つことが万人にとって簡単にできるような社会が終わりつつあるなかで、そこから得られるであろう幸せについてもまた、それを得られる人と得られない人のあいだの不平等が生じています。






 


『結婚と家族のこれから 共働き社会の限界』
 筒井淳也
 光文社新書
 


いま考えるべき制度設計の思考材料(共通理解の基盤)が一気にガッとゲットできる便利本。
社会進化研究(ex.心理歴史学)にも沿うところの社会システム記述(条件設定しだいでヒト行動規範がどう変化しうるのか)が小気味良い。





電子書籍版もあります



 →『ミニ特集:家族家族家族』
 →『ミニ特集:家族家族家族 2』
 →『ミニ特集:家族家族家族 3』
 



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本にはもっともっとたくさんの情報がならんでるよ!
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