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科学な本のご紹介:  政府はもう嘘をつけない

科学に佇む書斎
【2016/08/07】



政府はもう嘘をつけない『政府はもう嘘をつけない』

政治経済動向の「年報」であるかのように、ほぼ毎年出されている堤新書の、2016年版がこれ。
トランプ逆転勝利直前の、歴史の一瞬の横断面がメモリアル的にコンパクトに読める。

科学の本2015年6月。総務省による「個人情報保護法ガイドライン改正」により、企業は個人情報の使用目的を、本人の同意なしで変更できるようになった。

科学の本民主主義の柱である「三権分立」は、国会議員(立法)が法案を作り、法制局(司法)がそれをチェックし、政府(行政)がそれを実行するという、このプロセスがあって初めて正常に機能する。
 だが、現実はどう、だろう?
 実際は、憲法でわざわざ役割分担された3ステップを、すべて「官僚」たちがやっているのだ。

科学の本竹原信一 ”本来憲法に書かれた全体の奉仕者である《公務員》とは、国民の手で選ばれ、国民の手でクビにできる、《国会議員》だけなのです。
 だがその後、憲法が定めた「国会議員」ではない役人が、ある悪法によって国会議員と同等の「公務員」に入れられてしまった。昭和22年に作られた「国家公務員法」だ。”

科学の本政治家は選挙で落選させられ、政権が代われば与党も内閣も変えられる。だが法律は、一度変えてしまうと、社会の仕組みが変えられてしまう。そして一度変えたものを再び元に戻したり変えたりするのは、至難の業なのだ。

科学の本「人工芝運動」とは、大企業や銀行、政治家など様々な分野の利権団体に雇われたスタッフが「草の根活動家」になりすまし市民運動を繰り広げたり、個人ブログやLINE、ツイッターやフェイスブックへの書きこみを通して、一般大衆を惑わせたり、決まった方向へ誘導するプロパガンダ手法の一つだ。

科学の本色平哲郎 ”いくつもの法律が一つにまとめられている時は、注意しなければなりません。ニュースで大きく取り上げる部分より、取り上げられない部分ほど、国民にとって重要な内容なのです。”

科学の本2016年4月15日。日本中の関心がマスコミの熊本地震報道に向いている中、参議院で〈ある法律〉が成立した。
 「刑事司法改革法」だ。警察署から電話一本かけるだけで国民の電話を聞いたり、メールやブログやSNSなどに私たちの知らないところでログインし、その内容を見たりすることができるようになる。
 私たちがこのまま黙っていれば、3年以内にこの法律は施行されてしまう。









『政府はもう嘘をつけない』
 堤未果
 角川新書
 KADOKAWA
 


「日本の怖い問題点は、こんなに未だにスルーされていて、改善されてない」と愕然とできるこの内容が、たぶん「年報」状態を超えて長く読まれる理由。
TPPの問題点、世論操作の奇怪、法律改変の恐さ、風通しの劣化…


 →『ミニ特集:日本の社会に問題を見る本 その1』
 →『ミニ特集:日本の社会に問題を見る本 その2』

 →『ミニ特集:日本の社会変化を語る本 その1』
 →『ミニ特集:日本の社会変化を語る本 その2』
 →『ミニ特集:日本の社会変化を語る本 その3』


 



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