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科学な本のご紹介:  遣唐使船 東アジアのなかで

科学に佇む書斎
【1999/09/29】

遣唐使

科学の本『遣唐使船 東アジアのなかで』

遣唐使本の中でも、とても評判の高い一冊がこれ。

科学の本日本と中国の交流史をふりかえると、外交関係の成立していた時代が意外に短いのに驚かされる。古墳時代までを除けば、遣惰使・遣唐使の時代二百年余りと、日明貿易の時代百五十年ほどだけである。

科学の本中華思想は中国を最上の価値基準とし、中華を慕うものに対して開かれた性格を備えていた。異国人といえども、中国的教養を身に着けた人物なら、中国人と同一視する考え方がある。官吏として唐朝に仕えた異国人は珍しくなかった。

科学の本日本は唐を世界のはての「絶域」と位置づけていた

科学の本遣唐使船の実像はどういうものだったか。同時代の絵画資料が全く残っていない。文献史料も、遣唐使については相当あるにもかかわらず、船の形や構造となると、これまた皆無に近いのである。

科学の本遣唐使船は、中国沿岸にたどりつくまでに損傷をうけているのが普通であり、帰途は乗って来た船が役に立たないことも珍しくなかった。船匠の乗組はそのために必要だったのである。

科学の本日本は中国周辺の国家としては珍しく、自国の君主を一貫して中国の君主と同じ皇帝とみなしてきた。中国に皇帝のいなくなった近代以降まで、それは続いている。








『遣唐使船 東アジアのなかで』
 東野治之
 朝日選書
 朝日新聞社
 


いろいろとスゴいんだ。
遣唐使船が、めっちゃ嵐とかで遭難しやすかったのは、「古代の技術がしょぼかった」からじゃなくて、「最短の日程で、中国の正月(祭礼の日)に到着するには台風シーズンに出港するしかなかった(!)」だったり、どこで誰がいつ遭難してどうなったかのドラマが淡々と凄まじかったり、あの当時のアジア界隈で一艘に250人(!)も乗り込めるような巨大船作って頑張ってたのは日本だけだったっぽいじゃんとか、これ読むと、UFOの宇宙人の話くらい縁遠い無機質な昔々の古代話でしかなかった「遣唐使」の脳内イメージが、一気に今の社会に引き付けて考えることができるようになってしまう。

うん、ドラマの種が満載なんだよ遣唐使。
妄想が果てしなく広がってしまいそう。

ほかにもいろいろ遣唐使本 ↓
 →『ミニ特集:大志を抱け、遣唐使』


絶版ですか? →  この本を貸してくれる図書館をチェック

 →『ミニ特集:発掘された日本列島』





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