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科学な本のご紹介:  患者から「早く死なせてほしい」と言われたらどうしますか? 本当に聞きたかった緩和ケアの講義

科学に佇む書斎
【2015/06/22】



患者から早く死なせてほしいと言われたらどうしますか
『患者から「早く死なせてほしい」と言われたらどうしますか? 本当に聞きたかった緩和ケアの講義』

ホスピスの緩和ケア担当者向け、まっこう虎の巻!

科学の本亡くなりゆく患者への痰の吸引はかなりの苦痛を与えることになります。この時期の患者は意識が混濁していることがほとんどで患者自身は自分の咽頭部がごろごろと音を立てていることを自覚していません。

科学の本せん妄は、終末期がん患者の85%と、多くの患者でみられます。せん妄とは、身体疾患が原因で起きる精神状態の変化をいいます。

科学の本私が診療したがんの患者では必ずといってよいほどせん妄の状態になる時期がありました。患者にせん妄が起こると、家族は心にショックを覚えます。

科学の本「点滴教」とも言うべく、「点滴は万病を治す」という観念が、多くの患者、家族そして自分自身を含めた医療者にもあるのだと気づかされました。
 そしてまた、患者、家族、医療者それぞれが、違う「点滴教」を信じていることに気がつきました。

科学の本現時点で客観的な指標を用いての余命の判断は、1〜2カ月以内のみであるというのが結論です。
 患者の余命が2年、1年、6カ月、3カ月と言いあてることはまずできないというのが、研究と私の経験からの結論です。

 







『患者から「早く死なせてほしい」と言われたらどうしますか? 本当に聞きたかった緩和ケアの講義』
 新城拓也
 金原出版
 


現場のさまざまな場面で、どう対応していくべきなのか。
嘔吐が出たらどうするか。譫妄のときはどう対応するか。家族への配慮は、そして自分自身の守り方はどうするか。
状況ごとの対応の心構えや各種薬物の処方の目安も記されているかなりのガチ内容ながら、患者やご家族も読むことを前提に、よく配慮した上で記されているマイルド濃厚本。

書名はどぎついと感じるかもしれないけれど、いかんせん実際の現場はもっとどぎつい。
その現場で駆使される医療心理学のリアルとしても、たいへん参考になる。

類書には、
ご家族向けに終末期について教えてくれる●本『大切な人を看取る作法』 大津秀一
介護ケア施設勤務者向けに看取りについて記してある●本『はじめてでも怖くない自然死の看取りケア』 川上嘉明
の2冊があるわけで、合わせてこの3冊、三者三様の立場がいい感じな取り組み具合の_終末期本御三家_な感じ。

著者さん ↓



 →『ミニ特集:癌を生きる』
 →『ミニ特集:終末期の本』
 →『ミニ特集:生死の本 その1』
 →『ミニ特集:生死の本 その2』
 →『ミニ特集:臓器移植にまつわる本』





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