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科学な本のご紹介:  だから昆虫は面白い くらべて際立つ多様性

科学に佇む書斎
【2016/09/11】



科学の本『だから昆虫は面白い くらべて際立つ多様性』

科学の本本書の趣旨は虫を並べて見比べてみようというものである。
「ただのカミキリムシ」「ただのスズメガ」というものはいない。各種それぞれに個性があって、似たもの同士だと、並べてみて初めてその個性が際立つこともある。「くらべること」は「多様性」を体感するにはいちばんの方法ではないかと思う。

科学の本同じ場所で糞を奪い合う同種の競争者が多いことから、ときに戦いとなる。そのため、多くの糞虫には立派な角や突起がある。
 日本にもダイコクコガネという立派なものがいて、牧場のウシの糞に見られることが多かったが、近年、牛の駆虫薬の影響で全国的に激減している。




科学の本スズメガは太い胴体と細くて大きな翅が猛禽類のようでかっこいいのである。
 日本語では「スズメ」だが、英語では「タカ(ホーク Hawk moth)」という名前になっているのもうなずける。

科学の本餌の少ない洞窟に住むハラボテアシナガメクラチビシデムシなどは、巨大な卵を一つだけ産み、孵化した幼虫は何も食べずに成虫まで成長するというすごい生活史を持つ。

このハラボテアシナガメクラチビシデムシについては、著者さんが日本語版監修した
→●本『世界甲虫大図鑑』
にも載ってて、その生態の記述に腰抜かしたんだよね。

しかし、ペルーテングシロアリとかめっちゃおもしろい形してる。kira





『だから昆虫は面白い くらべて際立つ多様性』
 丸山宗利
 東京書籍
 


ベストセラー→●本『昆虫はすごい』 の著者さんが、今度は「昆虫の世界って、こんなに多様だよ!」と新種探求の面白さと醍醐味を写真豊富にプレゼンテーション。
新種求めて世界中を旅した成果の中から、著者さんのお気に入りスーパースター昆虫を中心に、全世界基準で厳選した昆虫種を、世界初の掲載種も含めて近縁種ごとにそれぞれドーンとブース展示してみた感じ。

もちろん、著者さん自慢のタイタンオオウスバカミキリもばっちり「実物大」でこの本に載ってます。



特筆すべきは、「私が見つけた!うれしい新種」と題されたコラムがいくつかはさまれていて、それぞれに若手研究者が「こんな新種を発見しました」体験譚を喜々として語っているところ。
後進若手や同族の士に向けた心限りの鼓舞の1冊になっている。


えーと…ヒゲブトオサムシコーナーに載ってる、
「ケンタロウ」クロオビヒゲブトオサムシと
「アッコ」クロオビヒゲブトオサムシと
「マサオ」ヒゲブトオサムシ
の名前がめちゃめちゃ気になりすぎるのだけれど、それについての説明がない…。
ぜんぶ著者が見つけた新種だから著者さんが命名したんだろうけど、アッコの学名は akikoae だし明らかに日本人名由来。
…著者さんの家族とか親族とかの名前???

 ご回答いただきました ↓




 →『ミニ特集:虫たちについての本 アリっ』
 →『ミニ特集:虫たちについての本 その1』
 →『ミニ特集:虫たちについての本 その2』
 →『ミニ特集:虫たちについての本 その3』
 →『ミニ特集:虫たちについての本 その4』
 →『ミニ特集:虫たちについての本 その5』
 →『ミニ特集:虫たちについての本 その6』
 →『ミニ特集:北海道の昆虫』
 →『ミニ特集:虫についてのハンドブック』
 →『ミニ特集:虫のしわざ、虫こぶ、冬虫夏草』

 



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