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科学な本のご紹介:  ミニ特集:政治と宗教 日本会議

科学に佇む書斎
【2016/09/10】


『日本会議の研究』
 菅野完 扶桑社新書 扶桑社

●日本でやっと「なにその日本会議って」と沙汰することができるようになった流れを作ってくれた貢献者の語り。

🈲 本書は2017年1月に、特定の個人について「事実とはいえない記述が含まれる2行」があるとして、出版禁止の判断がくだされました。

科学の本「ネトウヨ」は、ネットを情報ソースにしている場合が多い。大半は「出典」が添えられているが、そうした「出典」はほとんどの場合、『正論』『WlLL』『歴史通』といった、「保守論壇誌」だ。
 こうした保守論壇誌に登場する面々には「なぜ、その人がその記事を書くか」の「脈絡」が存在しない。




電子書籍版もあります。




『日本会議の正体』
 青木理 平凡社新書 平凡社

●補強するように状況を手堅くまとめてくれた一冊。
 倫理的志向性が薄い日本文化圏においては、(ネット含め)狂信者が支配する場だけがしぶとく生き残り尾が割れていって化けやすい…。

科学の本日本会議については、日本メディアがほとんど報じていなかった段階から、外国メディアはかなり詳細な分析記事を東京発などで何本も打電していた。
 安倍改造内閣が発足した2014年9月ごろから外部の鏡 -- 外国メディアは日本会議と安倍政権の密接な関係と危険性をさかんに伝えてきた。

科学の本日本会議とは「日本の政治をつくりかえようとしている極右ロビー団体」(豪ABC)であり、「強力な超国家主義団体」(仏ル・モンド)であり、「安倍内閣を牛耳」(米CNN)っているにもかかわらず、「日本のメディアの注目をほとんど集めていない」(英エコノミスト) -- 。




電子書籍版もあります。



「こうすれば、ステキな世界がおとずれるはず/こうすれば、願いがかなうはず」という心理的刷り込みは、「実際それは正しいのか」という肝心な事実とは無関係に、根深く人心に刷り込まれやすい。
人心は、そんな(しょーもない)性質を備えて存在している。

日本会議から透け見えるのは、「こうすれば、ステキな世界がおとずれるはず/こうすれば、願いがかなうはず」という(無根拠な)心理的刷り込みを「共有」してしまった人たちが、無根拠なままに無理やりその「すてきな」ビジョンへとすべてを持って行こうとして重ねに重ねたりと山積みしていく、巨大な正当化の(地に足がついていない)屁理屈の楼閣の姿。
屁理屈(空論)の楼閣ができあがっちゃってるもんだから、いざ楼閣の外に向けて憲法について語ったら「非常識」だし、日常の人脈も屁理屈(空論)の集団内で固まってしまっているから、外部と照らして何が非常識なのかも感得できないほどにアレ化してしまう。
集団極性化の中で研ぎ澄まされていくのは、さらなる「正しいのだという体裁」づくり。どんどん局所的に虚構・虚妄の密度が濃くなっていく(虚構内で暮らす限りは、それは虚構ではない世界なのだ)。

昭和29〜31年生まれの世代は特に、「真理は一つであり、真理は自分の側にあり、人々は自然に自分の側になびいてくるはずだ」という(無根拠に高潔な)世界観が刷り込まれている傾向が強い。(おそらく戦後期に大量に暴露されたアメリカンドラマ・米国映画の影響)

参照 集団で虚構にすがりつく人々
 →『ミニ特集:宇宙人&UFO神話』
参照 宗教がらみのファンタジーを現実化させる人々
 →『ミニ特集:昔の日本についての本:サンカ』


 →『ミニ特集:昔の日本についての本:近代-4』
 →『ミニ特集:日本の社会変化を語る本』
 →『ミニ特集:日本の社会変化を語る本 2』
 →『ミニ特集:日本の社会変化を語る本 3』
 →『ミニ特集:日本の社会に旧世界が見える本』
 



このページ 『ミニ特集:政治と宗教 日本会議』 は以上です。
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