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科学な本のご紹介:  ミニ特集:社会の格差を憂う本 その3

科学に佇む書斎
【2016/08/10】

世界の99%を貧困にする経済
『経済政策で人は死ぬか? 公衆衛生学から見た不況対策』
『21世紀の不平等』
『最貧困女子』
『世界の99%を貧困にする経済』



『経済政策で人は死ぬか? 公衆衛生学から見た不況対策』
 デヴィッド・スタックラー 草思社

●「なにをどうすれば状況が改善するのか」について、間違った思い込みに突き動かされてはいないか。
 自分の把握は、正しいデータによって補強してもらえるものだろうか。
 ちょくちょく確認しておくと、人生にプラス。

こちらで紹介
→●本『経済政策で人は死ぬか? 公衆衛生学から見た不況対策』



『21世紀の不平等』
 アンソニー・B.アトキンソン 東洋経済新報社

●ピケティ『21世紀の資本』を踏まえて、イギリスとEUの社会設計を中心に、ベーシック・インカムやソブリン・ウェルス・ファンド、国民報酬政策などの可能性と処方箋を提示する。
 本書の序文はほかならぬトマ・ピケティの筆。
 まいどおなじみ山形浩生の訳者解説もあり。
 けっこうな知識量を必要とするボリューム厚めの一冊。
 原書は2015年「インイクォリティ inequality」。

科学の本山形浩生”日本は少子化が問題だと言いつつ、出産も子育ても支援体制は決してよくない。貧困児童の問題も大きい。子供手当と称してたまに提供されるものは、数万円というスズメの涙ほどの1回限り。”

科学の本「増大する不平等と戦う方法は?」という問いに対する標準的な答えは、教育と技能への投資増大を推奨することだ。


電子書籍化もされています ↓




『最貧困女子』 鈴木大介 幻冬舎新書

●強烈な内容で話題になった一冊。実際、脳力が育まれなかった個人は、日本ではこのようなコースを這いずることになる。

科学の本そもそも貧困とは何か。僕なりの考察では、人は低所得に加えて「三つの無縁」「三つの障害」から貧困に陥ると考えている。三つの無縁とは、「家族の無縁・地域の無縁・制度の無縁」だ。

科学の本湯浅誠 ”「貧困と貧乏は違う」
 貧乏とは、単に低所得であること。低所得であっても、家族や地域との関係性が良好で、助け合いつつワイワイとやっていれば、決して不幸せではない。
 一方で貧困とは、低所得は当然のこととして、家族・地域・友人などあらゆる人間関係を失い、もう一歩も踏み出せないほど精神的に困窮している状態。
 貧乏で幸せな人間はいても、貧困で幸せな人はいない。”


※ 丸山里美→●本『女性ホームレスとして生きる』
などの女性ホームレス研究との接続を考えるべき(少なくともこの本の中では接続していない)

※ 「囲い込み女」幻想を持つ一定の男性層には、「こういうところにこのような種類の_拾える女_がいるのだな」という、強力な指南本になっている

電子書籍版もあります






『最貧困女子』著者の鈴木大介さんは、その後41歳にして脳梗塞に見まわれ、高次脳機能障害に突入しています。


 




『世界の99%を貧困にする経済』
 ジョセフ・E・スティグリッツ 徳間書店

●原題は『The Price of Inequality』 不平等の対価 もしくはコスト。
 不平等を放置拡大させると、全体にとって不利益が増大する。社会が劣化していく。

こちらで紹介
→●本『世界の99%を貧困にする経済』


 →『ミニ特集:社会の格差を憂う本 その1』
 →『ミニ特集:社会の格差を憂う本 その2』
 →『ミニ特集:子どもの貧困/小児期の逆境というハンデ』
 →『ミニ特集:社会の絆の問題の本』
 



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本にはもっともっとたくさんの情報がならんでるよ!
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