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科学な本のご紹介:  科学者は戦争で何をしたか

科学に佇む書斎
【2015/08/29】



科学者は戦争で何をしたか『科学者は戦争で何をしたか』

「世にも恐ろしい大量殺戮兵器の開発に加担してしまった」という歴史的トラウマを強く抱える物理学会。
ノーベル物理学賞の受賞者さんが、安倍政権で特に顕在化しまくってきた「科学技術研究成果の軍事利用解禁」に際して尖った懸念をぶちまける。

科学の本坂田昌一 ”科学者は科学者として学問を愛するより以前に、まず人間として人類を愛さなければならない。”

科学の本特定秘密保護法は、本来はオープンであるべき科学技術の開発に関しても暗い影を落としています。
 秘密保護法という法律のもとで、どんな技術が軍事に応用されるか、一般の人々はおろか、開発に携わっている科学者でさえ蚊帳の外に置かれる危険性があるからです。

科学の本秘密保護というのは何を秘密にしているか分からんことが一番大きな問題なのです。そんなことは子どもでも分かることでしょう。

科学の本軍備というのは、これだけあれば大丈夫という限度はありませんから、必要だと思えばいくらでも増えていきます。きりがない。
 日本のように「いざという時に備えて」という危機感を持っている経済大国は、軍需産業の格好のお客さんなのです。

科学の本日本のビル街でテレビの電波がビルに反射し、画像がブレるゴースト現象が発生しました。そこである塗装会社に勤める科学者が、フェライトという酸化鉄を主成分とするセラミック入りの塗料を開発したのです。
 フェライトには強力な磁石作用があり、それを含んだ塗料をビルの壁面に塗ると電波を吸収してゴースト現象が起きにくくなるという画期的な開発でした。
 ところがその10年後、その塗料が米軍のステルス戦闘機に使われたことが判明したのです。
 自分の技術が兵器に使用されるなど、夢にも思わなかったでしょう。









『科学者は戦争で何をしたか』
 益川敏英
 集英社新書
 


2016年7月  『論点 問われる「軍民両用」研究』  毎日新聞
 ┗ デュアルユースとは「軍民両用」という意味。「日本学術会議」が、戦後堅持してきた軍事研究を否定する方針の見直しを始めた。

同じ物理学畑の小沼通二さん(元物理学会会長)が吐露した「大丈夫か日本」についてもご参照を
→『パグウォッシュの憂鬱:日本物理学会講演会』




電子書籍版もあります。



同じ著者の本
→●本『「大発見」の思考法 iPS細胞vs.素粒子』

 →『ミニ特集:科学技術の本 ST』
 →『ミニ特集:科学と技術を語る本』
 →『ミニ特集:科学と技術を語る本-2』

 →『ミニ特集:科学史と科学を語る本 日本』
 →『ミニ特集:科学史と科学を語る本 日本-2』
 →『ミニ特集:科学の性質を語る本』
 →『ミニ特集:科学の性質を語る本-2』
 




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