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科学な本のご紹介:  増補版 地震の日本史 大地は何を語るのか

科学に佇む書斎
【2011/06/26】



日本史地図『増補版 地震の日本史 大地は何を語るのか』

日本の地震史って、これまた内容がすさまじいのさっ!
こんなに何度も何度もみんな大量に被災して何度も何度も大量に死んできているこの日本列島の記録が…めっちゃ多い!

科学の本寛政4(1792)年5月21日午後6時頃(旧暦4月1日酉刻過ぎ)、これまでよりはるかに大きな地震が2回続き、大音響とともに普賢岳の前山が大きく崩れ落ちて、土塊が島原城下町を巻き込みながら有明海に流れ込んだのである。
 〜島原大変肥後迷惑

科学の本津波の第一波では島原城の大手門から城内に避難できたが、二波の時には城門が閉ざされており、多くの領民が門前で波に呑まれた。
 〜島原大変肥後迷惑




科学の本1854年12月23日午前9時過ぎ(嘉永7年11月4日五ツ半過ぎ)、安政東海地震が起きた。
 大地が激しく揺れ、間もなく下田に二度目の津波が押し寄せた。黒煙を立て、船を押し込み、家が崩れ、人々は泣き叫び、地獄とはこんなものかと思った。
 正午過ぎまでに、津波が七、八回も押し寄せた。

科学の本広場の中央に集まった人たちの屍は焼け爛れて白骨の山となり、樹木は絞ったタオルのように曲がりくねった。午後4時から6時までの間に、被服廠跡地で4万4000余人の命が失われたのである。
 〜関東大震災




科学の本地震で恩恵を蒙った大工・鳶(とび)・左官・土方・読うり(瓦版売り)・花魁など七福神が、初夢の宝船に乗る鯰絵(なまずえ)がある。

科学の本南海トラフからの巨大地震は、90〜150年の間隔で発生している。また、このタイプの地震が起きる数十年前から、周辺で地震が多くなる傾向がある。






 


『増補版 地震の日本史 大地は何を語るのか』
 寒川旭
 中公新書
 中央公論新社
 


著者は地震の考古学者さん。
古文書に残る記録と、実際の発掘のデータとを突き合わせて、日本のどこでいつ、大きな地震が発生してきていたかを、掘り起こし、探りだし、記録していく。

本書は縄文時代以前から順々と現代に至るまで日本の人々に害をなした大地震の数々を、古文書の現代語訳を中心に、随時発掘で得られた成果も併記しながら紹介してくれている。

しかし、この淡々とした現代語訳が、これまた内容がすさまじいのさっ! こんなに何度も何度もみんな大量に被災して何度も何度も大量に死んできているこの日本列島の記録が…めっちゃ多い!
お城がまるまる山津波に飲み込まれる、子どもが地割れに飲み込まれる、村すべてが津波で持ってかれる、真冬につららで串刺される、秀吉からして「ナマズやばい」。

どんだけ揺れてきたんだこの国。
どんだけ無邪気だったんだ末裔。

「日本書紀」に残る最初の地震から1600年間の災害の歴史がわかるマップ
リンク 防災科学技術研究所 災害年表マップ




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 →『ミニ特集:災害・防災研究の本』
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