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科学な本のご紹介:  シカ問題を考える バランスを崩した自然の行方

科学に佇む書斎
【2015/12/26】

シカ問題を考える

科学の本『シカ問題を考える バランスを崩した自然の行方』

これまでのシカ問題関係の研究書本に挙がっている要点を目配りよく押さえてある上に、これまでの本では「未解明の疑問点」のまま記されていた案件についての解答もいくつか明記されているなど、オススメの新書。

商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。お買い物される際には、必ず商品ページの情報を確認いただきますようお願いいたします。また商品ページが削除された場合は、「最新の情報が表示できませんでした」と表示されます。

科学の本葉食はサルもカモシカもするが、彼らは高密度になることはないので、植物への影響は限定的である。シカだけが植物体そのものを大きく変形させたり、消滅させたりするのである。しかも、それを大規模に起こす。

科学の本明治時代以降、野生動物は一気に減少した。娯楽がなかった山村で、狩猟は若者にとって数少ない楽しみだった。少なくなったシカはふつうの人が姿を見ることはなく、シカといえば奈良公園のシカとか安芸の宮島のシカくらいだった。

科学の本シカの口先の下側には八本の切歯がある。上側には切歯がなく、歯グキだけがある。上下の顎先で葉をはさむと下の歯でピタリと固定され、口を持ち上げると葉が切れる。




科学の本東京都に特徴的なことのひとつは、スギの人工林が多いということである。「よくもここまで」と思うほど奥地の急峻地にもスギが植えられている。

科学の本シカが自然死するのは、ほとんどが晩冬から早春にかけてである。

科学の本農山村の過疎開題がただならぬ段階にいたっており、農山村社会がシカを含む野生動物の侵入に持ちこたえられなくなっていることが問題を深刻にしているのである。



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『シカ問題を考える バランスを崩した自然の行方』
 高槻成紀
 ヤマケイ新書
 山と溪谷社
 


シカの過剰繁殖による被害は農作物や林業などにとどまらない。
日本の自然自体が今までありえなかったような不思議な状態に陥っていく。貴重な種が絶滅する一方、毒草を食べて生き延びていた希少種が異常繁殖する事態も。

さらには植生が大幅に変化するために、山自体もおかしくなっていく。
どんどん地盤が流出し、各地のダムの寿命が縮み(税金が無駄になる!)、大規模な土砂崩れなどの災害も引き起こす(命に関わる)。
これが、生態系への目配りに重みを置かない日本のフンイキが招いた悲惨な国土の現状だ。

これまでいくつかシカ問題関係の研究書は出ていたけれど、硬い内容のハードカバーが多く、入門者には敷居が高かった。
本書は手軽な新書の体裁で、従前の本に挙がっている要点をコンパクトに目配りよく押さえてある上に、これまでの本では「未解明の疑問点」のまま記されていた案件についての解答もいくつか明記されているなど、かなりかなりオススメの新書。


電子書籍版も出ています ↓



 →『ミニ特集:シカ 鹿 エゾシカ』

 →『ミニ特集:クマ 熊 羆』
 →『ミニ特集:動物研究の本』イノシシ カヤネズミ
 →『ミニ特集:ヒトと動物の関係の本』
 →『ミニ特集:ヒトと動物の関係の本-2』
 →『ミニ特集:ヒトと動物の関係の本-3』
 →『ミニ特集:ヒトと動物の関係の本 4』
 



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