このサイトの中を      ▶特にオススメな本一覧 

科学な本のご紹介: ナメクジ おもしろ生態とかしこい防ぎ方

科学に佇む書斎

ナメクジ―おもしろ生態とかしこい防ぎ方


ナメクジおもしろ 
今までわかっている生態、そして薬剤の効き目、各種対策の効果の程などをありったけ教えてくれる。
とはいえ、ありふれたナメクジの繁殖頻度さえ把握がおぼつかないほど、ナメクジの生態研究は進んでなくてもう悲惨。
逆にいえば、めっちゃ開拓の余地がありあまるナメクジ研究道!

科学の本ナメクジはサザエやシジミ、アサリなど、食卓でおなじみの生き物と同じ貝の仲間である。殻を退化させた貝は陸だけでなく海にもいて、アメフラシやウミウシがそれにあたる。

科学の本粘液に色がついている種もいる。例えば、キイロナメクジはその名が示すように黄色い粘液を出す。

科学の本明治の開港に伴って体長が10cm近くになるキイロナメクジ(コウラナメクジとも呼ばれる)が海外から持ち込まれた。しかし、第二次世界大戦後にチャコウラナメクジが移入してくると、キイロナメクジは次第に姿を消した。
 キイロナメクジと断定されている個体は1963年に山口県で採集されたものが最後で、その後彼らの姿は日本では確認されていない。

科学の本ナメクジには脳もある。形はかなり人間の脳とは違っていて、複数の神経節と呼ばれる塊がくっついて環になっている。




科学の本ナメクジは、オスとメス両方の生殖器官をもつ雌雄同体。交尾に必要な陰茎や生殖孔は頭部の、たいてい右側にある。互いに自分の陰茎を相手の生殖孔へ挿入し、精子を相手に渡す。

科学の本粘液を使って木にぶら下がりながら交尾をする種もいれば、ヤマナメクジのように周りに粘液をたくさん出し、2匹のナメクジが巴型にくっついて交尾をするものもいる。








ナメクジ―おもしろ生態とかしこい防ぎ方


『ナメクジ おもしろ生態とかしこい防ぎ方』
 田中寛、宇高寛子
 農山漁村文化協会
 


面白いところでは、「ナメクジに効くのに、効いている実感がしないために売れない薬剤」「ナメクジに効かない上、環境に悪いのに、なぜか消費者にコレハイイと受け入れられて売れている薬剤」とか調査結果が収載されていて、ああ代替**ワールドの宿痾がここにも。

ナメクジ同様、研究がおぼつかない分野であるミミズ研究の不遇さを拝読できる本はこちら
→●本『ミミズの話 人類にとって重要な生きもの』

著者さん ↓






 →『ミニ特集:ミミズ・ナメクジ・カタツムリ』

 →『ミニ特集:いろんな生き物の本 その1』
 →『ミニ特集:いろんな生き物の本 その2』
 →『ミニ特集:いろんな生き物の本 その3』

 



このページ ナメクジ おもしろ生態とかしこい防ぎ方 は以上です。

 No.2010,0712
ネットで拾えるのはちょびっとの情報だけ 
本にはもっともっとたくさんの情報がならんでるよ!
極上の読書体験を
2010年開始。
特筆すべき書籍の内容について紹介したツイートの控えになります。

連絡窓口:メッセージ入力欄

表示の不具合や、修正すべき件がありましたら、お知らせいただけますと助かります。

メニュー

科学の本 読書に便利なリンク集
┗ 図書館ネットや
  安い古書情報




💼 楽天トラベル ✈



 ・ ・ ・ 

▶ Amazon 本・書籍 売り場