ナメクジ おもしろ生態とかしこい防ぎ方
とはいえ、ありふれたナメクジの繁殖頻度さえ把握がおぼつかないほど、ナメクジの生態研究は進んでなくてもう悲惨。
逆にいえば、めっちゃ開拓の余地がありあまるナメクジ研究道!
ナメクジはサザエやシジミ、アサリなど、食卓でおなじみの生き物と同じ貝の仲間である。殻を退化させた貝は陸だけでなく海にもいて、アメフラシやウミウシがそれにあたる。
粘液に色がついている種もいる。例えば、キイロナメクジはその名が示すように黄色い粘液を出す。
明治の開港に伴って体長が10cm近くになるキイロナメクジ(コウラナメクジとも呼ばれる)が海外から持ち込まれた。しかし、第二次世界大戦後にチャコウラナメクジが移入してくると、キイロナメクジは次第に姿を消した。
キイロナメクジと断定されている個体は1963年に山口県で採集されたものが最後で、その後彼らの姿は日本では確認されていない。
ナメクジには脳もある。形はかなり人間の脳とは違っていて、複数の神経節と呼ばれる塊がくっついて環になっている。
ナメクジの脳の摘出が初めての割に上手いと自分の中で話題に pic.twitter.com/pzdiXRO00L
— 夏海 (@MizukiNatsumi) 2013年6月10日
ナメクジは、オスとメス両方の生殖器官をもつ雌雄同体。交尾に必要な陰茎や生殖孔は頭部の、たいてい右側にある。互いに自分の陰茎を相手の生殖孔へ挿入し、精子を相手に渡す。
粘液を使って木にぶら下がりながら交尾をする種もいれば、ヤマナメクジのように周りに粘液をたくさん出し、2匹のナメクジが巴型にくっついて交尾をするものもいる。
ヤマナメクジの交尾は、この間の伐採現場で見た。pic.twitter.com/AKOp2EBwUu https://t.co/Evs2gph26S
— 如月 宗一郎@ラバ㌠ (@S_kisaragi) 2016年7月23日
「ナメクジ おもしろ生態とかしこい防ぎ方」読了。前半はナメクジの生態、後半は駆除方法についての考察という珍しい構成。温度耐性が季節変動する(おもに日照時間がキー?)というのは驚き
— 海と骨 (@openthepkk) 2012年11月29日
今年出合ったBest馬鹿園芸本は農文教「ナメクジ おもしろ生態とかしこい防ぎ方」に決定。サブタイトルを「かしこい生態とおもしろ防ぎ方」にしたほうが内容とあってるようなー。害虫防除だけで楽しめるなんて本末転倒。
— Kanabun et Gilles (@KanabunGilles) 2011年8月22日
『ナメクジ おもしろ生態とかしこい防ぎ方』
田中寛、宇高寛子
農山漁村文化協会
ナメクジ同様、研究がおぼつかない分野であるミミズ研究の不遇さを拝読できる本はこちら
『ミミズの話 人類にとって重要な生きもの』
著者さん ↓
新しい移入種・マダラコウラナメクジ(学名Limax maximus)を探しています。豹柄で成長すると15cmほどになります。見かけた方はご連絡ください。 pic.twitter.com/0LlUmDQ106
— ナメクジ捜査網 (@Lmaximus7) 2016年1月7日
このアカウントの人の著書このまえ読んだ。『ナメクジ おもしろ生態とかしこい防ぎ方』…なかなか興味深かったぜ!
— まごの (@magono_p) 2016年1月7日
『ミニ特集:ミミズ・ナメクジ・カタツムリ』
『ミニ特集:いろんな生き物の本 その1』
『ミニ特集:いろんな生き物の本 その2』
『ミニ特集:いろんな生き物の本 その3』