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科学な本のご紹介:  天皇家と生物学

科学に佇む書斎
【2015/05/11】



科学の本『天皇家と生物学』

科学の本天皇はクロオビハゼ、コンジキハゼ、ミツボシゴマハゼ、ヒメトサカハゼ、キマダラハゼ、シマシロクラハゼの日本産の六新種を記載しておられ、また日本での新記録種や新たに和名をつけられたものが二十種近い。
 外国産のものも二新種を発表されている。新たにつけられた和名のうちアケボノハゼとギンガハゼは美智子皇后が、シマオリハゼは紀宮がつけられたものであるという。








科学の本明仁天皇 ”ブルーギルは50年近く前、私が米国から持ち帰り、水産庁の研究所に寄贈したものであり、当初、食用魚として期待が大きく養殖が開始されましたが、今、このような結果になったことに心を痛めています。”
 〜 平成十九年の「全国豊かな海づくり大会」でのおことば

科学の本タヌキの生態を酒向貴子らと調べられた、「皇居におけるタヌキの食性とその季節変動」(2008年)では、天皇はみずからタヌキの糞の調査にあたられたという。
 昔から「タヌキのため糞」といわれて複数のタヌキが糞をかためてすることが知られており、それを調べれば食べ物や匹数を知ることができる。




科学の本皇后が作業をなさる紅葉山養蚕所では「小石丸」という古い品種のカイコがほそぼそと飼われており、繭も小さく糸も細いので、ほかの品種に押されてあやうく途絶えてしまうところであった。
 それを美智子后が、「日本の純粋種と聞いており、繭の形が愛らしく、糸が繊細でとても美しい。もうしばらく古いものを残しておきたいので、小石丸を育ててみましょう。」といわれて残してこられた。
 ところが、正倉院御物のうちの絹織物の復元模造にあたって、他の品種のものでは糸が太すぎ、「小石丸」から取れる糸がもっとも奈良時代のものに近いことがわかった。
 皇后は「小石丸」の繭を数倍にも増産されて供給され、この事業は十年後に無事完成することになる。







『天皇家と生物学』
 毛利秀雄
 朝日新聞出版
 


戦時中をも知る高齢の生物学者さんが、昭和天皇・平成天皇をはじめとして、天皇家のご研究についてわかりやすく教えてくださる真摯本。
発見された新種、御所の研究所、稲の栽培、テラピアの国際援助…

生まれ落ちた時から、一生襟を正し続けて生きる、そのありようの尊さに思いを馳せて。

こちらも併読オススメ。
→●本『天皇はなぜ生物学を研究するのか』

 →『ミニ特集:天皇と日本神話と古墳をめぐる』
 →『ミニ特集:天皇と天皇家』
 →『ミニ特集:天皇と天皇家 2』

 



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