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科学な本のご紹介:  災害支援手帖

科学に佇む書斎
【2016/03/11】



災害支援手帳『災害支援手帖』

避難訓練をしていない人は被災が深刻になりやすいのと同様に、支援の上手なやり方を把握してない人は、迷惑な存在になりやすい。
本書は無料でオンライン公開されてます(期間限定)。

科学の本絶対に覚えておいてほしいことがあります。それは、「善意があれど、善行になるとは限らない」ということです。
 「何かの役に立つかも」「喜ばれるかもしれない」といったあいまいな理由で送られてきた物資は、ほとんど役に立ちません。場合によっては大量の「支援ゴミ」を生むことになるのです。

科学の本物資の支援で絶対にやってはいけないこと。それは「断捨離」です。
 「いらなくなったから送ろう」「余ってるから送ろう」「これを機会に家の中を整理しよう」なんてもってのほか。あなたがいらないものは、相手もいらないのです。

科学の本たくさんのカップラーメンが被災地に届きますが、お湯が沸かせるようになるまでカップラーメンは食べられませんし、お湯が沸かせるようになったときには炊き出しが始まっています。

科学の本「凝った支援」「オリジナリティある支援」をしたがる人も少なくありませんが、重要なのは「必要とされている支援」です。そのことを忘れないでください。

科学の本「そんなこと言われでも、何が必要かなんてわからないし……」という方はどうすればいいのか。
 答えは単純です。そういうときは「何が必要かを知っている人」に教えてもらえばいいのです。

科学の本よくある誤解に「ボランティアって無償奉仕なんじゃないの?」というものがあります。ボランティア(volunteer)は「自発的に申し出る」という意味の言葉であって「無料で行う」という意味ではありません。
 ときには安定的に人材を確保するために、有償ボランティアという仕組みも必要です。
 ボランティア·NPOにも経済的な支えが必要なことは、もっと理解される必要があります。





科学の本【「義援金」と「支援金」ってどう違うの?】
被災地を支えるための募金には、大きくふたつあります。
 被災した人たちに直接配る=義援金
 被災者を支援している人たちを支える=支援金

科学の本本書が提案するのは、「支援訓練」です。
 自分の命を守るための「避難訓練」を経験した人は多いでしょう。一方で、誰かを助けるための支援訓練は、あまりしたことがないのではないでしょうか。
 これからも、私たちは何度も、「支援する側」という立場を経験することでしょう。「支援の準備」を進め、「支援の練習」をしていけば、順番に、互いに助け合うことができるようになるでしょう。
 防災訓練の日を定めるのと同じように、支援訓練の日を定めるのもいいかもしれません。





『災害支援手帖』
 荻上チキ
 木楽舎
 


賢い支援、上手な支援。これは素人にはとっても難しい。
万が一の時のために知っておくこと。それは自分のためにもみんなのためにもなる、大事な命の実。

全ページが緑と青で印刷されているなど、ちょっとクセのある造本だけれど、上手な物資の送り方、困った支援物資の例、商店街の復興を援助する方法、仕事をなくした人たちを支えるコツ、「情報を届ける」ための手助けなどなど、「上手な良い人になるための知恵」がいっぱい載ってます。

ついでに。
西洋の人が「未開の地」相手にやりまくったアホで無駄な援助の問題については、
ウィリアム・イ-スタリ-の→●本『傲慢な援助』
が詳しいのであった。




 →『ミニ特集:震災に駆けつけた人々』
 →『ミニ特集:災害・防災研究の本』
 →『ミニ特集:災害・防災研究の本 2』
 →『ミニ特集:災害・防災研究の本 3』
 →『ミニ特集:災害・防災研究の本 4』


 



このページ 『災害支援手帖』 は以上です。
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本にはもっともっとたくさんの情報がならんでるよ!
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