このサイトの中を     2016年選り抜き10冊     2015年選り抜き20冊 

科学な本のご紹介:  木を知る・木に学ぶ なぜ日本のサクラは美しいのか?

科学に佇む書斎
【2015/09/03】



木を知る・木に学ぶ200『木を知る・木に学ぶ なぜ日本のサクラは美しいのか?』

樹木医さんの立場で語る、体験記と各樹木種についてのトリビア集。
天然記念物シダレグリの妙がとても印象的。

科学の本木が生きていくうえでのエネルギー効率を考えれば、生きている部分はできるだけ少ないほうが効率的です。木は大木になるほど死んだ細胞が増えます。
 幹の直径が1mを超えるような大木は、98%は死んだ細胞でできています。私たちが利用する木部は死んだ細胞の塊です。

科学の本ヒイラギは葉を草食獣のシカなどに食べられがちなので、この食害対策として葉に鋭い棘を持ちました。
 葉に棘を持つにはコストがかかるため、食害に合いやすい地上から3m付近までの枝につく葉には棘がありますが、上の枝につく葉には棘がありません。

科学の本桜餅を包んでいるサクラの葉はオオシマザクラという野生種の葉です。塩漬けにされた葉からは桜餅になくてはならない香りがします。クマリンという成分の香りですが、他の種類の桜の葉ではクマリンの香りはしません。

科学の本野生種ミヤマキリシマは、火山噴火で撹乱された環境に適応して、最初に生えてくる先駆植物です。環境が安定して、他の樹木が生え、周囲の日当たりが悪くなると衰退します。

科学の本カヤの実は昔から腹の虫の駆除に利用されてきました。古書には「虫を殺す薬は苦くて辛いが、カヤの実は甘くて虫を殺す」とあります。





科学の本もともと養蚕では、蚕を飼うときに柿渋を塗った紙の上にクワの葉を敷き、飼育していました。防虫、防腐効果があるので、清潔な飼育環境を保ち、蚕の病気を防いでいたのです。

科学の本幹にキノコが出るということは、内部の腐朽が進んでいることを意味します。
 何年も見ていると、キノコの発生が減ってきました。これは危ない兆候です。幹の内部の腐朽が進み、木部がほとんど分解されてしまうと、キノコが出なくなるのです。








『木を知る・木に学ぶ なぜ日本のサクラは美しいのか?』
 石井誠治
 ヤマケイ新書
 山と溪谷社
 


本書の中、イチョウのくだりは
→●本『イチョウ 奇跡の2億年史 生き残った最古の樹木の物語』
が参照されていたりします。




電子書籍版 ↓



 →『ミニ特集:植物を科学する本 海外』
 →『ミニ特集:植物を科学する本 日本』
 →『ミニ特集:植物を科学する本 日本 2』

 →『ミニ特集:文化と植物の共演』
 →『ミニ特集:文化と植物の共演 2』





ネットで拾えるのはちょびっとの情報だけ 
本にはもっともっとたくさんの情報がならんでるよ!
極上の読書体験を
2010年開始。
2013年に突如運営上の問題に見舞われましたが、 皆さんからの支えをいただき、 生き延びることができました。
→2013年の存続の危機
→カンパ応援の数々
その後もTwitter周辺のネット環境激変荒波はハンパなく、かろうじて踏ん張る日々が続いております。

Twitter:@endBooks
botではなく手動です。

連絡窓口:メールフォーム


マジです!感謝です!

便利です!yata


メニュー

科学の本 読書に便利なリンク集
┗ 図書館ネットや
  安い古書情報



科学に佇む3000冊
●twitter 科学に佇む